石橋明 いしばしあきら

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株式会社安全マネジメント研究所 代表取締役所長/工学博士

プロフィール

中央大学法学部を卒業後、全日本空輸で30年以上にわたり定期航空機のパイロットとして勤務。国際線主席機長や先任機長として安全管理を担い、総飛行時間は19,800時間以上に及ぶ。機長在職中、早稲田大学大学院でヒューマンファクターズを研究し、2010年に東北大学大学院博士課程を修了、工学博士を取得。

現在は株式会社安全マネジメント研究所を設立し、東北大学未来科学技術共同研究センターと連携しながら産業安全に関する研究と普及活動を展開。NPO失敗学会理事・組織行動分科会会長、安全報告分析委員としても活躍し、大学や企業での講義・講演を多数実施。航空で培った安全マネジメントの知見をもとに、産業界全体に「人と組織を守る安全の仕組み」を提案している。NHKや新聞などの取材協力も行い、幅広い分野で安全文化の普及に取り組む。

テーマ

出身・ゆかりの地

経歴

中央大学法学部卒業。全日本空輸(ANA)で機長を務める傍ら、1995年より早稲田大学大学院人間科学研究科にて6年間ヒューマンファクターズの研究に従事。2010年、東北大学大学院博士課程を修了し、工学博士を取得。国際航空心理学会(オハイオ大学)に長年継続して参加するほか、国内では日本人間工学会、計測自動制御学会、ヒューマンインタフェース学会、日本原子力学会、プラントヒューマンファクター学会、失敗学会、異業種安全研究会などで幅広く活動している。

現在は株式会社安全マネジメント研究所所長として、東北大学未来科学技術共同研究センターと連携し、産業安全に関する研究を推進。安全報告分析委員、NPO失敗学会理事・組織行動分科会会長を務めるほか、東北大学・岡山大学非常勤講師、JR西日本安全諮問委員、安全研究所客員研究員、中災防教育センターおよび航空保安大学校部外講師などを歴任。

ANA在籍中は30年以上にわたり定期航空のパイロットとして乗務し、総飛行時間は19,800時間余。安全管理を中心に、総合安全推進委員会事務局調査役、国際線主席機長、先任機長を歴任。プロペラ機から最新鋭ジェット機まで幅広く操縦した。さらに、FSF-Japan(飛行安全財団日本支部)事務局長、アジアパシフィック・エアライン連盟テクニカルチェアマン、日本航空機操縦士協会常務理事なども務めた。

定年退職後は安全研究所を設立し、産業界全般を対象に安全マネジメント普及活動を展開。大小を問わず幅広い業種での講演・指導に取り組み、NHKをはじめとするテレビ・新聞などの報道活動にも協力している。

主な講演テーマ

安全大会等における
安全意識高揚のための講演

航空業界で30年以上のパイロット経験を持つ石橋明氏が、安全文化の重要性をわかりやすく解説。日々の業務での判断や組織内の行動がいかに安全に直結するかを、具体的な事例を交えて紹介します。社員全員の安全意識を高めるきっかけとなり、安全大会や社内イベントに最適な講演です。 ×

安全研修
(社員向け、管理者向け、経営者向け)

現場の最前線で培った安全マネジメントの知見をもとに、社員・管理職・経営者それぞれに合わせた実践的研修を提供。事故やトラブルを未然に防ぐ行動のポイント、リスクの見極め方、組織での安全文化の浸透方法を具体的に学べます。日常業務に即活かせる内容で、組織全体の安全力向上をサポートします。 ×

安全マネジメント全般に関する講演、研修

航空業界の安全管理を専門とする石橋明氏が、企業や組織に必要な安全マネジメントの基本原則と実践手法を解説。リスク評価、業務設計、組織文化の構築など幅広いテーマに対応し、大小さまざまな企業・団体向けに具体的な改善策や導入のポイントを提示します。産業界全般で安全意識と行動力を高めたい方向けの講演・研修です。 ×

書籍・メディア出演

書籍紹介

クリックすると、詳細が表示されます。

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事故はなぜ繰り返されるのか

事故の多くは故意ではなくエラーに起因すると考えられる。事故の再発を防止するためには、そのエラーを誘発する背後要因を究明することが重要である。本書では、ヒューマンファクターの分析手法について事例を交え解説しています。

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リスクゼロを実現するリーダー学

失敗や事故はなぜ起きるのか?本書では、実際に起こった社会的な事故例を取り上げ、問題点を明らかにし、ヒューマンファクターの視点から解決策を模索します。

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安全を支える組織力

本書は、石橋明氏をはじめ、NPO失敗学会組織行動分科会の有志がこれまでの研究成果をまとめたものです。「安全を守るためには、いかに組織の意思決定力が重要か」を豊富な事例とともに解説します。

書籍

  • 「事故は、なぜ繰り返されるのか」(中災防出版)
  • 「リスクゼロを実現するリーダー学」(自由国民社)
  • 「安全を支える組織力」(共著・海文堂)
  • ほか数冊

論文

  • 「VTA分析手法による航空事故の分析」など多数発表
  • 学位論文:「航空分野の安全マネジメント手法の他産業分野への応用に関する研究」(2010年東北大学)

ボランティア活動

  • 航空少年団本部顧問
  • 佐原高校同窓会長
  • 安全研究会顧問など

受賞歴

  • 1997年交通栄誉章緑十字銅章受章
  • 平成30年度航空功績賞受賞

この講師のおすすめポイント

石橋明さんは、航空パイロットとして30年以上にわたり第一線で活躍し、その後は研究者・教育者として安全マネジメントを追究してきた日本有数の「ヒューマンファクターズ」専門家です。総飛行時間は19,800時間を超え、国際線の主席機長として乗務する傍ら、安全委員会や調査役として組織全体の安全管理を担い続けました。航空業界という「安全が最大の使命」である現場で培った知見を土台に、現在は株式会社安全マネジメント研究所の所長として、あらゆる産業分野に「事故を未然に防ぐ組織づくり」のノウハウを広めています。

石橋さんの最大の強みは、単なる理論や制度設計にとどまらず、「現場の行動と組織の意思決定がいかに安全を左右するか」を、実体験と研究成果の両面から語れることです。航空事故や産業事故の多くは、個人の故意ではなく、ヒューマンエラーとその背後に潜む組織的要因に起因するとされます。石橋さんは、パイロットとしてエラーが生じ得る現場を知り尽くし、また研究者としてその背景要因を分析し続けてきました。そのため講演では、「なぜ人はミスをするのか」「エラーを誘発する職場環境とは何か」を具体的な事例を交えて明快に解き明かします。

また、石橋さんは学術的な裏付けにも優れています。東北大学大学院で工学博士号を取得後も研究活動を続け、国際航空心理学会に長年参加。国内でも人間工学会、ヒューマンインタフェース学会、失敗学会などで研究成果を発表し続けています。現場経験と学術的理論の両輪を持つことで、講演の説得力と再現性が高く、経営層から現場のスタッフまで幅広い層に「納得感のある安全マネジメント」を届けることが可能です。

著書も多数あり、『事故はなぜ繰り返されるのか』『リスクゼロを実現するリーダー学』『安全を支える組織力』などは、多くの企業研修や大学の教材として採用されています。これらの著作に共通するメッセージは「事故は偶然ではなく、組織と人の関係性の中で必然的に生じる」という視点です。つまり、組織が変われば事故は防げるという前向きな姿勢が、石橋さんの講演には一貫しています。

対象業種も限定されません。航空・鉄道・エネルギー・製造・医療など、いずれも安全が求められる現場に応じて講演内容を柔軟にカスタマイズし、これまで数多くの企業・団体で「安全文化の醸成」に貢献してきました。また、NHKや新聞社の取材協力を通じて社会的にも発信を続け、事故防止の重要性を広く訴えています。

石橋明さんの講演は、「安全は最大の価値である」というこのシンプルかつ本質的な理念を多角的に学べる機会です。経験・学術・事例の三位一体で展開される内容は、受講者に強い気づきと行動変容を促し、組織の安全文化を一段高める力を持っています。経営者から現場リーダー、管理職に至るまで、あらゆる層にとって有益で実践的な学びとなるでしょう。

講師の講演料について

講演料は、講演内容・開催場所によって異なるため、非公開としています。
料金の目安については、お気軽にお問い合わせください。

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