Special 深堀りインタビュー!講師紹介リレー【005 杉原裕明さん】

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杉原裕明さん

有限会社シーブ 代表取締役
第13回 パリ・トリポリ・ダカールラリー 市販車改造クラス 優勝

質問1
杉原さんは世界を舞台に活躍されているインテリアデザイナーでいらっしゃいますが、
第13回 パリ・トリポリ・ダカールラリー 市販車改造クラス 優勝という経験の持ち主です。パリ-ダカに出場されることになったきっかけや経緯を教えてください。

私が大学3年生の時、喫茶店の週刊誌で見たパリダカールの記事でした。サハラ砂漠を走るラリーカーの写真。それは、見たこともない衝撃的な写真でした・・・その時は、ただの憧れでした。
大学を卒業後、大手設計事務所に就職が決まり東京へ上京・・しかし、1年9か月で退職。自分がやりたかったデザインの方向性と考え方が違ったのですね。結局、24歳の時に独立する事を決断しました。
東京渋谷区の神泉という場所です。最初は、自ら企画書や提案書を作り走り回っていました。しかし、半年が経っても仕事が取れず。お金も底を付きダメかと思った時、偶然、雑誌で見た国際コンペの記事。これが最後という気持ちでコンペに応募しました。
その作品が採用され、少しずつ仕事も増えてきました。27歳の時、会社のすぐ近くのバイク屋に入ったのです。そのお店の奥に1枚の額が飾ってあったのです。よく見ると茶色く染まったTシャツ・・・これ何ですか?と聞くと僕がパリダカを走った時のTシャツだよ・・・最初は真っ白だったけど、ゴールをするとこんな色に・・・私が憧れたパリダカに参戦した方と出会い。それから1年後、自らチーム結成し、1991年に参戦しました。

杉原裕明

質問2
まさに、【夢の実現】や【チャレンジ】という言葉がぴったりの杉原さんですが、
夢への挑戦中に苦労や挫折をされたことはありますか?また、どうやって乗り越えてこられたのでしょうか。

パリダカにプライベーターで参戦するという事は、パリのスタートライン立つまでに90%の力は使い切っている残りの10%でアフリカのサハラ砂漠を走り切らないといけないと聞いていました。
もちろん命を落とすこともある。覚悟は出来ていますか?・・・と聞かされていました。
苦労や挫折という事は、あまり考えた事が無かったと思います。今、起きている現実を素直に受け止め、どうすれば良いかという事を瞬時に判断できる事を考えていました。

杉原裕明

質問3
苦労や挫折を乗り越えてきた熱意やモチベーションの源は
どういったことだったのでしょうか?

挫折を乗り越えるという事は、大変難しい事でもあるのですが、一番のモチベーションは、一緒に戦ったチームのメンバーや最後まで応援をしてくれた友人や仲間だと思います。

杉原裕明

質問4
イベントや講演会などで登壇をされる時は、
参加者にどんなことを伝えていらっしゃるのでしょうか。

現在はITの進化で多くの情報や仕組みが簡単に手に入るようになりました。それはとても大切な事ですが私の講演は、人間力の大切さを築き、そして、行動力の大切さを伝えさせていきます。

質問5
杉原さんの今後の目標や夢を教えてください。

私の目標や夢は、現在の会社が今年で39年目に入ります。また、ドイツのWanzl社とイタリアのbencore社の日本エージェントとして26年目になります。この3社を合わせで新しいデザイン性と技術を用いて日本独自の商品展開を創っていきます。

質問6
最後に、これから講演会やイベントをご企画される皆さまにメッセージをお願いします。

この記事を読んで頂きましてありがとうございます。私は24歳でデザイン事務所を設立し、32歳でドイツwanzl社の日本エージェントを契約。43歳でイタリアbencore社の日本エージェント契約。両社も現在継続中です。若い方々が夢を持って行動できる事を伝えて行きたいと思います。

杉原さん、ありがとうございました!

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