山本寛 やまもとゆたか
アニメーション演出家、監督/株式会社山本寛事務所 代表取締役
プロフィール
1974年生まれの大阪府出身。京都大学文学部卒業後、京都アニメーションに入社し、木上益治氏に師事。初演出作品は『POWER STONE』。その後、『週刊ストーリーランド』や『あたしンち』に携わり、2006年には『涼宮ハルヒの憂鬱』のシリーズ演出を担当、「ハルヒダンス」で大ブームを巻き起こす。2007年に『らき☆すた』で初監督を務めた。2010年には実写映画『私の優しくない先輩』を監督し、TAMA映画賞最優秀新進監督賞を受賞。
テーマ
出身・ゆかりの地
経歴
京都大学文学部卒業後、京都アニメーションに入社。演出を木上益治氏に師事。
『POWER STONE』で初演出、以降『週刊ストーリーランド』『あたしンち』等数多くの作品に携わる。
2006年に『涼宮ハルヒの憂鬱』のシリーズ演出として参加。『涼宮ハルヒの憂鬱』の劇中歌で使用された『恋のミクル伝説』の作詞やエンディング曲の演出なども手掛ける。
このエンディングアニメーションは「ハルヒダンス」現象として世界中で大ブームとなる。
2007年、『らき☆すた』で初監督。
アニメーション以外にも数多くのメディアで講演、執筆活動など多彩な才能を発揮する。
2010年に実写映画として『私の優しくない先輩』 を監督し、2010年度TAMA映画賞最優秀新進監督賞を受賞。「月刊アニメディア」での連載小説『アインザッツ』が出版される。
「DIME」誌2010年2月2日号において「この100人がニッポンを変える!」の一人に選ばれる。
2011年3月11日に起こった東北地方太平洋沖地震以降は、復興支援やチャリティー活動にも積極的に参加している。
2012年、岩手県大槌町を舞台にした『blossom』にて「東北三部作」開始。同時に震災チャリティプロジェクト「Zapuni」に参加。
2014年、宮城県仙台市などを舞台にした『Wake Up, Girls!』にて声優アイドルユニット「Wake Up, Girls!」を結成しプロデュース。仙台を中心に大きな経済効果をもたらす。
2019年、福島県いわき市を舞台にした『薄暮』にて東日本大震災復興支援プロジェクト「東北三部作」完結。
本作は毎日映画コンクール・大藤賞やカナダ・ファンタジア国際映画祭など国内外の多くの映画祭にノミネートされる。
受賞歴
2010年度(第2回)TAMA映画賞 最優秀新進監督賞(『私の優しくない先輩』)
2019年9月度 ARFF PARIS ベストアニメーション(『薄暮』)
主な講演テーマ
アニメがもたらす地域振興
〜「聖地巡礼」とコンテンツツーリズム
アニメ作品に登場する舞台や場所を巡る「聖地巡礼」は、地域振興の新たな形として注目を集めています。この講演では、「聖地巡礼」とコンテンツツーリズムが地域経済や観光産業に与える影響とその可能性について探ります。アニメファンが訪れることで、地域にどのような変化が生まれるのか、そしてそれをどのように活用して地域振興を図るのかを具体的な事例を交えて紹介します。 ×
「クールジャパン」の欺瞞
〜アニメーション現場が抱える構造的問題から
「クールジャパン」は日本のソフトパワーを象徴する言葉として広く認知されていますが、その裏にはアニメーション業界が抱える深刻な構造的問題が存在します。この講演では、華やかなイメージとは裏腹に、アニメ制作現場が直面する現実について鋭く切り込みます。労働環境の課題、経済的な不安定さ、そして業界全体の持続可能性について議論し、これらの問題を解決するための具体的な提案を行います。 ×
アニメーション監督が語る「夢」
~「夢」とは、「才能」とは
アニメーションの世界で活躍するためには、「夢」と「才能」が必要です。しかし、その実態とは何なのでしょうか?アニメーション監督である山本寛が、自身の経験をもとに「夢」と「才能」の意味を深く掘り下げます。夢を追い続けることの大切さ、そしてその夢を実現するために必要な才能の育て方について語ります。 ×
書籍・メディア出演
書籍紹介
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アインザッツ
山本寛(小説)×平松禎史(イラスト)×天野正道(音楽)の三人が贈る、青春部活小説。
主な作品
- 2006年『涼宮ハルヒの憂鬱』(TV第一期)シリーズ演出
- 2006年『涼宮ハルヒの憂鬱』TVCM(実写)絵コンテ・出演
- 2007年『らき☆すた』(TV第1~4話)監督
- 2008年『かんなぎ』(TV)監督
- 2010年『私の優しくない先輩』(実写映画)監督
- 2011年『フラクタル』(TV)監督
- 2012年『blossom』(配信)監督
- 2013年『戦勇』(TV)監督
- 2013年『宮河家の空腹』(配信)監督
- 2014年『Wake Up, Girls!七人のアイドル(映画)』『Wake Up, Girls!(TV)』原案・監督
- 2014年『愛』(CX「OV監督」内で放送。実写)監督
- 2015年『Wake Up, Girls!青春の影(映画)』『Wake Up, Girls!Beyond the Bottom(映画)』原案・監督
- 2019年『薄暮』原作・脚本・監督・プロデュース
小説
- 2010年『アインザッツ』(学研パブリッシング)
- 2014年『真夜中のスーパームーン』(原案、学研パブリッシング)
テレビ
- 2014年「OV監督」(CX)
- 2017年「ネプリーグ」(CX)「スクール革命!」(NTV)「アニカル部!」(ANIMAX)
イベント出演
- 2009年 Otakon(米)(ゲスト)、GEISAI#12(審査員)
- 2011年 Nan Desu Kan(米)(ゲスト)
- 2012年 TOHOシネマズ学生映画祭(審査員)
- 2013年 声優魂(審査員)
- 2014年 Anime Central(米)(ゲスト)、Anime Expo(米)(ゲスト)
- 2016年 Anime Weekend Atlanta(米)(ゲスト)
- 2017年 ニコニコ超会議(ゲスト)
- 2020年 AKUMAKON(アイルランド)(ゲスト)
- 他多数
講演実績
- 一橋大学・学習院大学・京都大学・同志社女子大学・立命館大学・京都造形芸術大学・デジタルハリウッド大学・東日本国際大学・福島県立医科大学・笹田学園・座間青年会議所・仙台青年会議所・コンテンツ文化史学会・摂津市立別府コミュニティセンター・王子法人会・北九州さぶかるちゃ〜協会・島根県立石見美術館・在カルガリー日本国総領事館・大学コンソーシアム京都 他多数