大貫宏一郎 おおぬきこういちろう

株式会社ユーザーライフサイエンス 取締役会長/食品機能学者/一般社団法人 機能性天然物研究機構 理事長/九州大学 森林圏環境資源化学研究室 客員教授
プロフィール
京都大学大学院農学研究科で、動物やヒトを対象とした食品機能性評価の研究を行い博士号を取得。大塚製薬栄養製品研究所では、特定保健用食品やエクオール含有食品「エクエル」の開発に携わった。京都大学医学研究科では遺伝子と性格・心理の関係を研究し、その後、九州大学特任准教授、九州栄養福祉大学准教授として教育・研究に従事。現在は近畿大学にて食品栄養学の専門家として研究を続けている。
研究活動と並行して、2006年に九州大学発ベンチャーを設立して以降、株式会社や社団法人など複数の法人を立ち上げ、研究成果の社会実装にも積極的に取り組む。論文・著書・講演多数、企業や自治体へのコンサルティングにも携わり、学術と実業の両面から健康科学の発展に貢献している。
テーマ
出身・ゆかりの地
経歴
京都大学 農学部、同大学大学院 農学研究科にて動物およびヒト生理心理試験による食品機能性評価に関する研究を進め、博士号を取得する。2002から2004年にかけて、大塚製薬 栄養製品研究所に研究員として就職し、特定保健用食品の開発、エクオール含有食品(エクエル)の開発に従事。
2004年からは基礎研究を志し、京都大学の医学研究科に特任助手として着任。遺伝子が性格や心理に影響することを明らかにした。
2005年から九州大学ユーザーサイエンス機構の特任准教授を経て、2009年から2013年にかけて九州栄養福祉大学食物栄養学部において後進育成に努め、約400名の管理栄養士を送り出した。
現在は、近畿大学にて食品栄養の専門家として幅広い分野の研究に従事している。
経営者としての側面も持っており、2006年に九州大学発ベンチャーとして有限責任事業組合(LLP)USI健康科学研究機構として創業。2007年に有限責任事業組合(LLP)丸宏の設立し、コンサルティング事業を独立させた。2008年には合同会社(LLC)丸宏を設立し、2つのLLPの事業を継承、物販の着手。2014年に株式会社ユーザーライフサイエンスを、2017年に一般社団法人 機能性天然物研究機構を設立し、会社事業に加え、学会や学会誌の運営にも従事している。
主な実績
・論文:150報以上(共著を含む)
・受賞:優秀論文賞受賞、指導学生の受賞多数
・特許、著書、招待講演多数
・顧問もしくはコンサルティング多数
・法人設立:指導を含めて10社程度(LLP、合同会社、株式会社、社団法人設立)
・采配する予算(大学予算、法人および個人事業主含む)の合計2億円/年程度を経験
大貫宏一郎からの動画
主な講演テーマ
健康食品の選び方
~紅麹は何が問題なのか?~
紅麹の健康被害問題をきっかけに、注目が集まる「機能性表示食品」。実は30年以上前から存在する「特定保健用食品(トクホ)」との違いや制度上の課題が、多くの誤解を生んでいます。本講演では、健康食品制度の仕組みや背景をわかりやすく解説し、正しい健康食品の選び方を伝えます。実際に紅麹問題でメディア取材を多数受けた講師が、最新情報を交えながら「何が問題だったのか」を紐解きます。健康と食の信頼を見つめ直す機会となる内容です。 ×
機能性表示食品で人生が変わる
“機能性表示食品”は、これからの時代を生きる私たちに欠かせない「セルフケアの道具」です。ビタミンの発見や栄養士制度の創設にも匹敵する、日本発の画期的な仕組みとして世界から注目を集めています。本講演では、制度の正しい理解から、自分の健康を自分で守るための考え方までを解説。超高齢化社会において、健康寿命を延ばす新しい習慣づくりをサポートします。健康と食を見直したい方におすすめの講演です。 ×
書籍・メディア出演
テレビ
- 関西テレビ「newsランナー」
- 読売テレビ「ウェークアップ」
- 毎日放送「よんチャンTV」
- TBS「News23」
- NHK
- ショップチャンネル
- ジャパネットタカタ
新聞
- 産経新聞
講演実績
- 宮崎県
- 基山町
- 岩瀬コスファセミナー
- クロスマーケティングセミナー
- カホアルペ(宿泊施設)オープニング基調講演
- 八幡薬剤師会
この講師のおすすめポイント
食品機能学者として第一線で活躍し、研究・教育・事業の三軸から「食と健康の未来」を切り拓いてきたのが大貫宏一郎さんです。食品機能の科学的検証を基盤としながらも、学問にとどまらず、産業応用や人材育成、経営までを一貫して手掛けてきた稀有な存在です。その講演は、専門的でありながらも生活実感に即したわかりやすさに定評があり、研究者、企業経営者、一般の受講者を問わず、幅広い層から高い評価を得ています。
大貫さんの強みは、科学的エビデンスに基づきながら「健康産業の本質」を語ることができる点です。京都大学大学院で食品機能性評価の研究を行い、博士号を取得。大塚製薬ではエクオール含有食品「エクエル」の開発にも携わり、研究成果を商品化へと結びつけた経験を持ちます。その後、医学研究や遺伝子研究の領域にも活動を広げ、心理や性格にまで影響を及ぼす食品因子の可能性を追究。科学者としての実績は、論文150報以上、特許や受賞も多数に上ります。
こうした専門性に裏打ちされた講演では、「食品はどこまでヒトを変えることができるのか」「科学的根拠のある“健康”とは何か」といったテーマを中心に、聞き手の関心を引き込みながら、明快な言葉で健康科学の最前線を伝えます。特に、企業向けの研修や講演では、サプリメントや機能性表示食品の開発担当者、マーケティング担当者にとって不可欠な「機能性エビデンスの見極め方」「科学的データの正しい活用法」「消費者に伝わる健康価値の表現」など、実践的な内容が高く評価されています。
また、教育者としても卓越した実績を誇ります。九州栄養福祉大学では約400名の管理栄養士を育成し、九州大学・近畿大学などでも後進の指導に携わってきました。研究室で培った「主体的に考える力」を育てる教育スタイルは、企業研修や人材育成プログラムにも応用され、「科学的思考を持つ社員を育てたい」「研究開発チームの思考力を強化したい」といった企業からの依頼も多く寄せられています。
さらに、大貫さんは学者でありながら、経営者としても豊富な経験を持ちます。九州大学発ベンチャーを皮切りに、これまでにLLP、合同会社、株式会社、一般社団法人など約10社の設立に携わり、研究と事業をつなぐ「橋渡し人材」として活躍。現在は株式会社ユーザーライフサイエンスの取締役会長として、学術知見を活かした商品開発やコンサルティングを手がけるほか、一般社団法人 機能性天然物研究機構の理事長として、業界の健全な発展にも貢献しています。
その講演は、単なる知識の提供ではなく、「科学とビジネスの両輪で食の価値を高めるための思考法」を提示してくれる場です。研究者にとっては新しい発想を得る機会となり、企業にとっては研究開発の方向性を再確認するきっかけとなるでしょう。また、一般の聴講者にとっても、食や健康を見つめ直す契機となる内容が多く含まれています。
科学の確かさと人間味あふれる語り口を兼ね備えた大貫宏一郎さんの講演は、学術・産業・教育の垣根を超えて、「健康と食の未来」を具体的に描き出す貴重な時間となるはずです。
講師の講演料について
講演料は、講演内容・開催場所によって異なるため、非公開としています。
料金の目安については、お気軽にお問い合わせください。