若林秀樹 わかばやしひでき
特定非営利活動法人 国際協力NGOセンター(JANIC)理事/THINK Lobby 所長
プロフィール
ビジネスと人権、国際人権基準、サステナビリティ、公正な社会に向けた企業の役割等の分野で、主に企業向けに、講演、アドバイス、コンサルテーションを行っている。著書に「希望立国、ニッポン15の突破口(編著、日本評論社)」、「日米同盟:地球的安全保障強化のための日米協力(CSIS)」、「SDGsを学ぶ(SDG16執筆)法律文化社」)など。
テーマ
出身・ゆかりの地
経歴
<経歴>
1980年ヤマハ(株)に入社、楽器営業・企画部門に携わり、ヤマハ労組役員、電機連合役員を経て、在米日本大使館経済班一等書記官として国際協力等に携わる。
2001年比例区選出の民主党参議院議員として当選し、政務としては参議院の外交防衛委員会委員、政府開発援助等に関する特別委員会委員、憲法調査会副会長等を歴任し、党務としては「次の内閣」経済産業大臣、財務委員長等に携わる。
2008年米戦略国際問題研究所(CSIS)客員研究員として、地球規模課題に関する日米協力について研究。
2011年よりアムネスティ・インターナショナル日本事務局長、2017年よりJANIC事務局長などを経て、2022年から現職。
2024年4月、旭日中授章を授章する。
早稲田大学商学部卒業、ミシガン州立大学大学院修士課程修了(農学・生態学)
<外部役職>
国連グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン理事
ビジネスと人権 市民社会プラットフォーム 代表幹事
外務省ビジネスと人権に関する行動計画推進円卓会議・同作業部会メンバー
アジア開発連盟(ADA: Asia Development Alliance)アドバイザー
講師(早稲田大学Life Redesign College)
主な講演テーマ
知っておきたい「ビジネスと人権」の基本
「ビジネスと人権」に関する基本を学び、企業として取り組む際に必要な国内外の最新動向や、対応すべき方針、その具体的な手順について習得していただきます。
<内容>
・人権とは何か、国際人権基準、
・国連「ビジネスと人権に関する指導原則」
・持続可能な開発目標(SDGs)と「ビジネスと人権」
・企業による人権侵害の事例
・日本政府による「国別行動計画」
・人権デューディリジェンスの進め方
・ステークホルダーダイアローグ
・国内外の企業の取組先進事例
・ESG投資、ベンチマーキング ×
人権先進企業が21世紀の市場を制す
「ビジネスと人権」の視点から
経営方針として「ビジネスと人権」に長期的に取り組む姿勢をスタートし、その概念を深く学びます。さらに、ワークショップ形式を通じて、自身が担当する事業や企業の中核となる事業に関連する人権デューディリジェンスの計画を立案していただきます。
<講演内容>
人権の基本、国際人権基準、国連「ビジネスと人権に関する指導原則、グリーバンスメカニズム、SDGsとビジネスと人権、企業による人権侵害事例、国内外の企業の先進取組事例、人権デューディリジェンスの進め方、ステークホルダー・ダイアローブの進め方他
<ワークショップ>
企業の中核事業、自分の担当事業の人権デューディリジェンスについて、小グループによるディスカッション方式でプランしてみる。人権方針の策定、社内体制、どのような人権リスクがあるのか、影響力の範囲をどうするのか、どのような事前の対策を打つべきか、ステークホルダーは誰か、グリーバンスメカニズムのシステム開発、PDCAの回し方他 ×
人権の視点で見る、持続可能な開発目標(SDGs)
企業や社会において、SDGsはビジネスチャンスや地域活性化の観点が注目されることが多いですが、その根底にある「人権」については十分に語られていません。
本講演では、SDGsの基本文書である「2030アジェンダ」を紐解きながら、国連の役割と歴史的背景、国際人権基準、開発の課題、「ビジネスと人権」、ミレニアム開発目標(MDGs)との違いなどを分かりやすく解説します。これを通じて、「誰一人取り残さない」という理念が真に意味するところを、自分自身の課題として考える機会を提供します。
<内容>
・人権問題とは何か。
・国連の存在意義と人権の主流化
・国際人権基準の歴史的な発展とSDGsとの関係
・17の目標と具体的な国際人権基準との関係
・SDGsの特徴と個別目標の概要説明
・SDG16の意義とその役割
・コロナ時代におけるSDGsの真価とは
・日々の生活にあるSDGs:「一言多い張り紙」ツールのご紹介
・自分にも出来るSDGs達成への貢献 ×
書籍・メディア出演
書籍紹介
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希望立国、ニッポン 15の突破口
民主党「影の内閣」で経済産業大臣を務めた編著者が、5年間にわたる議員活動の経験を基に、日本再生のための政策を提案します。
SDGsを学ぶ 国際開発・国際協力入門
SDGs(持続可能な開発目標)とは何か、そして現代社会においてどのような意味を持つのかについて解説します。本書では、最前線で活躍する研究者や実務家が、その目標設定と実現に向けた課題を深く掘り下げています。第I部では、SDGsの各ゴールの背景や具体的な内容を明らかにし、第II部では、SDGs達成に向けた政策の現状や課題を詳しく分析します。さらに、大学、自治体、市民社会、企業がSDGsにどのように関与し、取り組むべきかについて具体的な提案を行っています。
書籍
- 「希望立国、ニッポン15の突破口」(編著、日本評論社)
- 「日米同盟:地球的安全保障強化のための日米協力」(CSIS)
- 「SDGsを学ぶ(SDG16執筆)」(法律文化社)
この講師のおすすめポイント
若林秀樹さんは、ビジネスと人権、サステナビリティ、公正な社会に向けた企業の役割などの分野で、企業向けに講演、アドバイス、コンサルテーションを行う専門家です。1980年にヤマハ(株)に入社し、楽器営業や企画部門を担当。その後、在米日本大使館経済班での経験や、民主党参議院議員として外交、防衛、経済産業、財務分野に携わり、さらに国際協力や人権に対する深い理解を築きました。
また、アムネスティ・インターナショナル日本事務局長やJANIC事務局長を歴任し、現在は特定非営利活動法人 国際協力NGOセンター(JANIC)の理事、THINK Lobbyの所長として活動しています。著書には「希望立国、ニッポン15の突破口」や「SDGsを学ぶ」などがあり、SDGsやビジネスと人権に関する専門知識を広めています。
◆ ビジネスと人権の基礎を学ぶ
若林さんの講演では、「ビジネスと人権」の基本的な考え方を深く理解できます。企業が人権を尊重し、持続可能な社会の構築にどのように貢献できるかを学べるため、企業の社会的責任(CSR)やESG戦略を重視する企業にとって非常に有益です。
◆ 人権を尊重した企業の未来像
「人権先進企業が21世紀の市場を制す」と題した講演では、人権を中心に据えた企業運営の重要性について解説します。人権を尊重することでブランド価値や信頼性が高まり、社会的な評価が向上するといった点を具体的に説明し、企業経営者やリーダーにとって必須の知識を提供します。
◆ SDGsと企業の役割を深掘り
持続可能な開発目標(SDGs)の実現に向けて、企業がどのように貢献できるのかを論じる講演です。特に「人権の視点で見る、持続可能な開発目標(SDGs)」というテーマでは、企業活動がSDGs達成に与える影響について具体的な事例を交えて解説します。
◆ 地球規模の課題に対する戦略的アプローチ
若林さんは、国際的な視点を持ち、地球規模の課題に関して日米協力や国際的な人権問題に取り組んできました。講演では、企業がどのようにグローバルな視野を持って社会課題に対処できるのかを学べ、国際的な問題に対応するための視点を養うことができます。
◆ 公共と民間の協力の重要性
若林さんは、政府と民間企業の協力の重要性を深く理解しており、講演では公共と民間の連携による社会的影響力の発揮方法についても触れます。この知識は、特に公私連携を進める企業やNGO関係者にとって貴重です。
講師の講演料について
講演料は、講演内容・開催場所によって異なるため、非公開としています。
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