立花龍司 たちばなりゅうじ
元メジャーリーグコーチ/コンディショニングコーチ
プロフィール
大阪府生まれ。中学時代には投手としてオールジャパンに選出され、アメリカ遠征を経験した。1989年には日本プロ野球界で初めてコンディショニングコーチとして近鉄バファローズに入団し、その後、1994年からは千葉ロッテマリーンズのコーチとして活動し、さらに1997年には名将ボビー・バレンタインに招かれ、日本人として初めてメジャーリーグのコーチとしてニューヨーク・メッツに加わった。確かな知識と理論に基づくアプローチで、多くのメジャーリーガーから信頼を得ている。現在は、千葉と大阪にあるフィットネスジムと治療院を併設した「タチリュウコンディショニングジム」を運営中。著書には『最新!メジャー流 野球コーチング術』『野球少年のやる気と能力を最大限に引き出す 魔法のアドバイス』『スポーツ少年のやる気に火をつける!励ます技術』などがある。
テーマ
出身・ゆかりの地
経歴
浪商高校と大阪商業大学で野球部の投手を務めた後、天理大学体育学部ではスポーツ医学を専攻。高校時代に肩を故障し、大学三年生でプレーを断念せざるを得なかったが、「日本の野球界を変えるために指導者になりたい」という強い思いで、コンディショニングコーチという職業が確立される前からその道を進んだ。
1989年、近鉄バファローズにコンディショニングコーチとして入団し、多くの故障者を減少させる実績を築き、多くの選手から信頼された。
1994年から1996年には千葉ロッテマリーンズ、1997年には日本人初のメジャーリーグコーチとしてニューヨーク・メッツに契約したが、同年のオフに帰国し、再びロッテと契約した。
2000年10月にロッテを退団し、2001年4月からは大阪府堺市の阪堺病院ストレングス&コンディショニングアカデミー(SCA)での活動を中心に、野球を含む幅広い層にコンディショニングの重要性を普及させる活動を開始。また、筑波大学大学院でスポーツ医学の研究にも取り組み、日々研究を続けている。
2006年からは東北楽天ゴールデンイーグルスのコンディショニングディレクターを務め、2007年からは千葉ロッテマリーンズにヘッドコンディショニングディレクターとして就任したが、2009年に退団。
現在は、整骨院・鍼灸院とトレーニングジムを複合させた「タチリュウコンディショニングジム」をプロデュースしている。
主な講演テーマ
日米プロ野球の監督に学ぶリーダーシップ
日本が国際化する中で、私は日米でさまざまな指導者やコンディショニングコーチとして接してきました。その経験から、日米の組織文化の違いが指導者としてのアプローチにどう影響するかを理解しました。
「指導者に求められる行動とは…」「指導者に求められる言動とは…」「成功する指導者とは…」
これらのテーマを通じて、日本と米国のプロスポーツ現場での指導者の資質を検証しました。 ×
個の力を伸ばし、勝てる組織を作るコーチング
近鉄バファローズ、千葉ロッテマリーンズ、ニューヨークメッツのコンディショニングコーチとして、自分が果たすべき役割を追求してきました。コーチとしての使命は、個々の才能を発展させ、鍛え上げ、勝利を収めるチームを形成することです。それがコーチの本質であり、個人の才能を伸ばすための基盤であると信じています。 ×
老いに勝つ、アンチエイジトレーニング
人は誰もが年を取ります。これは避けられない人生の定めです。しかし、年を取るにつれても、生活習慣や気配りによってその進行を緩やかにすることができます。これはトレーニングの効果の基本原則です。人間の体は使わなければ機能が低下し、使い過ぎれば機能障害を引き起こしますが、適度に体を使うことで機能が発達します。この原則に中高年は加齢が加わります。つまり、何もしなければ機能がさらに低下し、生活の質が低下する一方です。この状態が続けば、急激に年を取り、最終的には寝たきりや介護が必要な生活を送らざるを得なくなるでしょう。
しかし、自ら行動を起こせば人生を大きく変えることができます。健康の三原則である運動、休息、栄養に基づいたアンチエイジングトレーニングを紹介します。 ×
誰でもできる、ポジティブシンキング
自分にできないと断定しているだろうか?
私はコンディショニングコーチとして、日本人メジャーリーガー達や、各分野で一流と称される人々と接してきました。彼らの共通点は、「ポジティブシンキング」です。しかし、「ポジティブシンキング」は一流の人々だけのものではありません。積極的な考え方は体に力を与え、エネルギッシュな人生を築くのに役立つのです。 ×
書籍・メディア出演
書籍紹介
クリックすると、詳細が表示されます。
スポーツ少年の運動能力を飛躍的に向上させる 強い「眼」の作り方
視野を広げ、動体視力を向上させるための方法!
スマートフォンやゲームとの健康な付き合い方や視力回復法、
両眼の協調を促進することで、目、脳、体の機能を向上させる
「ビジョントレーニング」など、正しい「眼」の使い方について詳しく紹介します。
書籍
- 『メジャー初コーチの「ポジティブ・コーチング」』(講談社)
- 『個性を引き出すスポーツトレーニング』(岩波書店)
- 『投手のための筋力トレーニング』(日刊スポーツ出版社)
- 『野手のための筋力と眼のトレーニング』(日刊スポーツ出版社v
- 『運動神経は10歳で決まる!立花龍司が教える「ゴールデンエイジ・トレーニング」』(大木毅監修・マキノ出版)
- 『立花龍司のメジャー流少年野球コーチング 小学生編』(高橋書店)
- 『DVDでわかる!野球パワーアップ・トレーニング』(西東社)
- 『立花龍司のメジャー流少年野球コーチング 中学生編』(高橋書店)
- 『少年スポーツ体のつくり方!』(西東社)
- 『ひざのスポーツ障害を自分で治す本 ランナーズニー、ジャンパーズニーから半月板・靭帯の損傷まで』(寺田壮治監修・マキノ出版)
- 『一流の指導力 日米プロ野球で実践した「潜在力」の引き出し方』(ソフトバンククリエイティブ)
- 『スコアが伸びる!ゴルファーのためのボディメイク』(マキノ出版)
- 『運動の「できる子」にする!12歳までに取り組みたい89のトレーニング』(東邦出版)
- 『最新! メジャー流 野球コーチング術 投打の基本と、折れない心と体の作り方』(竹書房文庫)
- 『30超えたら女も男もアンチエイジング 本気できれいな体になりたい人へ!』(ベースボールマガジン社)
- 『メジャー流!折れない心と体のつくり方』(竹書房文庫)
- 『スポーツ少年のやる気に火をつける! 励ます技術 』(竹書房文庫)
- 『科学に基づく フライボール打法 《アッパーのスイング軌道でOPSを上げろ!》』(ベースボールマガジン社)
- 『スポーツ少年の運動能力を飛躍的に向上させる 強い「眼」の作り方』(竹書房文庫)