東国原英夫 ひがしこくばるひでお

1957年に宮崎県都城市で生まれた。
2006年に第17回宮崎県知事選挙に無所属で出馬。
投票では、全体の約45%の得票数を獲得して当選。
2007年1月に第52代宮崎県知事に就任し、その独自の感性と行動力で宮崎県の発展に尽力。
所信表明演説で発した「宮崎をどげんかせんと（どうにかしないと）いかん」というフレーズは度々メディアで取り上げられ、注目を集め、2007年の年間流行語大賞に選出。
知事在任中には、地方振興や観光振興、農業の改革など様々な政策に取り組み、改革派の知事として高い評価を受けた。地方振興としては、ふるさと納税や道路問題、ムダゼロ会議等の地方代表にも選ばれるなど一目置かれる存在である。
また、宮崎県知事の任期期間には宮崎県のPR活動の一環として、報道番組からバラエティー番組まで、ジャンルを問わずメディア出演も積極的におこなっている。
これにより、全国への宮崎県の名産の知名度が上がるなど、効果的なPRにつながった。
彼のリーダーシップは県民に高く評価され、宮崎県の県民支持率は常に90％を超えていたため2期目の当選も確実視されていたが、任期満了の2011年をもって退任する。
 
退任後は、国家構造の抜本的改革や地方分権の推進を目指し、2011年2月に実施された東京都知事選に挑戦。約17万票もの得票数を集めたが次点で落選。
2012年12月の第46回衆議院議員総選挙では、日本維新の会の近畿比例区で出馬し当選。
その後、2013年12月に辞職。
 
現在は、政治評論家として報道・情報番組などのメディア出演や、講演会やシンポジウム、勉強会に積極的に参加し、地域活性化や地方創生に関する啓発活動を行っている。
また、次代を担う若者の政治参加の重要性についても、強く訴えている。

講演を通して多くの人々に勇気と希望を与えることを意識しており、その内容の多くは「挫折力」や「逆境を生き抜く力」がテーマである。
講演ではなるべく政治的内容が含まれる固い話は避け、自分の人生観や人生の困難を乗り越えるため自身が培ってきた実践的な知恵や経験を共有している。
たとえば「ピンチをチャンスに」というテーマでは、自身の人生で経験した数々の試練をどのように乗り越え、成功へと導いてきたかを具体的に語る。逆境こそが人を成長させる最大の機会であると説き、「逆境にこそ学べ」として、困難な状況を前向きに捉えることの重要性を強調する。
また、「日本をどげんかせんといかん！」というスローガンのもと、日本社会の現状と未来に対する熱い思いを語り、参加者に対して具体的な行動を促す。
単なる理論ではなく、自身の実体験に基づくリアルなストーリーを成功体験・失敗談含めて伝えるところが魅力であり、多くの人々に深い感動とインスピレーションを与え続けているとして、今もなお多くの人たちから支持されている。

著書も多数執筆し、「知事の世界」や「日本改革宣言」など、彼のリーダーシップや政治哲学について語った著書が多くある。
また、現在『そのまんま宮崎』『時事砲談TV』という2つのYouTubeチャンネルを運営。
『そのまんま宮崎』では県産品や観光地など宮崎県をPRする動画を発信し、宮崎の魅力を日々全国の人々に伝えている。
『時事砲談TV』ではスマホ1台・ほぼ自撮りで現在話題になっている時事問題を取り上げあれこれ一人で話す様子を動画にしている。