田村潤 たむらじゅん
元キリンビール株式会社代表取締役副社長
プロフィール
キリンビール入社後、岡山工場労務課に配属され、その後本社人事や労務部門を経て、営業に転出。上司との対立から社内で「お荷物」とされた高知支店に左遷された。当時最下位の業績だった高知支店で企業理念の浸透と行動スタイルの改革を実施し、支店長就任6年後に県内トップシェアを奪回、V字回復を達成。その後、四国や東海地区の営業本部長として各地域のシェアを反転させ、代表取締役副社長兼営業本部長に就任。この過程を記した『キリンビール高知支店の奇跡』（講談社＋α新書）は23万部を超えるベストセラーに。現在は100年プランニングの代表として企業での講演活動を積極的に行い、キリンビールのV字回復の経験から「勝つ」ための考え方や営業スタッフに求められる実行力について伝えている。
テーマ
出身・ゆかりの地
経歴
1950年、東京都で生まれる。1973年に成城大学経済学部を卒業後、キリンビール株式会社に入社。最初に岡山工場労務課に配属され、その後本社勤労部へ。さらに大阪支社、本社商品企画部、東京支社、本社営業本部とキャリアを積む。
1995年には社内で代表的な苦戦エリアとされた高知に支店長として赴任。翌年9月には、高知県で40年ぶりにキリンビールのシェアが首位から転落するも、1998年には高知支店が対前年比で社内1位の成績を収める。2001年には全社が四十数年ぶりに2位に転落する中、高知県でシェア首位を奪回。秋には四国の4県を統括する地区本部長として香川県高松市に転出、その後東海地区本部長を務め、いずれの地域でもシェアを反転させる。
2007年に代表取締役副社長兼営業本部長に就任。2009年には全国で9年ぶりにキリンビールのシェア首位を奪還する。その後、2011年にキリンビールを退社し、100年プランニング代表に就任。
主な講演テーマ
リーダーの条件
リーダーシップの本質を探るこの講演では、実体験に基づくリーダーの条件を明らかにします。高知支店での逆境を乗り越え、組織をV字回復させた成功例から、リーダーとして求められる資質や姿勢、そして実行力について深く掘り下げます。 ×
勝つための基本
ビジネスの厳しい競争において勝利を収めるための基本原則を、具体的な事例を交えながら解説します。特に、苦境に立たされた高知支店での経験を元に、勝つための戦略や戦術、そしてそれを支える考え方を学びます。 ×
書籍・メディア出演
書籍紹介
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キリンビール高知支店の奇跡 勝利の法則は現場で拾え！
アサヒスーパードライからビール王者の座を奪還せよ――地方の低迷支店から始まったキリンビールの「非常識な大改革」がここに！著者は元キリンビール営業本部長。「売る」ことに真剣に向き合い続けた彼が実践した驚異の営業手法とは？地方支店の逆転劇から学ぶ営業の極意と、現状を打破するための突破口の見つけ方を解説。
重要なのは「現場力」と「理念」だ。組織内でリーダーも営業マンも一つの歯車になってしまうと、成功は遠のいてしまう。その時こそ、「何のために働くのか」「自社の存在意義は何なのか」を自ら考え抜くことが、突破の鍵となる。現状打破を切望する全ての営業マンに贈る一冊。
負けグセ社員たちを「戦う集団」に変えるたった1つの方法
「現場の社員の士気が低迷し、営業職を辞めたいという声が増えている」
「一所懸命に取り組んでいるが、業績は下降し続けて突破口が見えない」
「業務が増え、仕事がますます困難になっている」……。
こうした課題は多くの日本企業に共通しています。では、これらの問題をどう解決すればよいのでしょうか。
本書では、著者の経験を基に書かれた『キリンビール高知支店の奇跡』の実例を、経営学者の野中郁次郎が提唱する「知識創造理論」と比較しながら解説します。誰でも実践できる組織変革の方法を提供しています。
「辞めたい」が「やってやろう」という前向きな気持ちに変わり、元気が湧いてくる！
現場で奮闘する経営者やミドル・リーダー必読の「組織改革の教科書」。
人生に奇跡を起こす営業のやり方
ベストセラー『キリンビール高知支店の奇跡』の著者と、日本を代表する東洋思想家が対話する画期的な営業指南書が登場します。
営業の仕事には多くの悩みや苦しみがあります。
「こんな無理なノルマをどうして押し付けてくるのか」
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しかし、毎日の仕事を一つひとつ丁寧に、心を込めて行い、営業の基本スキルを高めることで、営業に携わる人々は驚くべき人間的成長と素晴らしい幸福を手に入れることができるのです。
『キリンビール高知支店の奇跡』の著者が語る実践的な事例を、日本屈指の東洋思想家が古典の知恵を交えて解説し、営業の本質と人生を歩むべき道を示します。あなたの営業観を180度変える驚愕の一冊です。
やる気の正体
自信を持つな、誇りを抱け！
『キリンビール高知支店の奇跡』の著者と哲人経営者が導く
行き詰まりを打破する生き方の教科書
［人生を好転させるために必要なこと］
日本的な仕事の流儀を見つめ直す。
人は何のために働くのか？
・人のために行動する時、日本人は大きな力を発揮する
・運命を深く理解しなければ、真のやる気は生まれない
欠点を許すことでやる気の連鎖が生まれる／自由がなければ、人は運命を生きられない
・大切なのは「殉じるべき何か」を見つけること／「自信」と「自分を信頼する」の違い
・初心を知ることが勇気の源になる／質を追求して幸せになる生き方は可能か
・自信は無理に持たなくていい／幸せは他者のために祈ることから生まれる
・愛と犯罪の違いを理解しないのは愚かしい
書籍
- 「キリンビール高知支店の奇跡」（講談社＋α新書）
- 「負けグセ社員たちを戦う集団に変えるたった一つの方法」（PHP研究所）
- 「人生に奇跡を起こす営業のやり方」（PHP新書）
- 「やる気の正体」（ビジネス社）
