高橋真矢 たかはしまや

高橋真矢

トランスジェンダー講演家/システムエンジニア

プロフィール

幼少期より長年いじめを受けるなかで、優しく寄り添ってくれた女子たちの存在に支えられた経験から、次第に「強くて美しい女性」への憧れと敬意を育んでいった。
その後、思いがけない性暴力の被害や数々の困難を乗り越え、現在はトランスジェンダー女性として“自分らしく生きる”道を歩んでいる。
元・陸上自衛官という異色の経歴をはじめ、トラック運転手、風俗業、水商売、タクシー運転手、介護職、システムエンジニアなど、多彩な職業を経験。破産・結婚・離婚、そして3人の息子の子育てを経て、人生のあらゆる局面を通じて見えてきた「生きること」の意味を伝えている。
講演では、「トランスジェンダーとそうでない人との相互理解」「女性とトランスジェンダーの共存」「争いのない世界をつくる“思考”の力」などをテーマに、リアルな体験とユーモアを交えて語る。聴く人の心に温かく響くメッセージが、多くの共感と勇気を生んでいる。
現在は、「愛」と「性」の本質を見つめ直す“愛性(あいしょう)”の伝道者として、全国各地で講演活動を展開中。

テーマ

出身・ゆかりの地

経歴

1974年、神奈川県生まれ。
1992年3月、神奈川県立向の岡工業高等学校を卒業。
同年4月、第2期陸曹候補士として陸上自衛隊に入隊。
1995年1月に除隊後、トラックドライバーとして働きながら家庭を築き、2人の子どもを育てる。

以降、トラックドライバーをはじめ、警備員、パチンコ店員、営業職、コールセンターのサブリーダー、風俗業、水商売、タクシー運転手、介護職員、システムエンジニアなど、多様な職種を経験。

プライベートでは、三度の結婚と離婚、一度の自己破産を経て、現在は3人の息子の母親としての一面も持つ。
現在は、これまでの波乱に満ちた人生経験をもとに、トランスジェンダー講演家として全国で講演活動を行っている。

主な講演テーマ

トランスジェンダーとして生きる~偏見から希望へ~

この講演では、トランスジェンダーとして生きてきた自身の人生をたどりながら、「性の多様性」や「自分らしく生きること」の意味を語ります。
幼少期や学生時代に経験したいじめや性暴力、そして社会の中で直面してきた誤解や偏見。就労や医療、法制度など、日常の中に今も残る課題をリアルな言葉で伝えます。

理解者や支えてくれる人との出会いを通じて、自分を受け入れ、「トランスジェンダーであることは弱さではなく、多様性の一部である」と気づいたとき、世界の見え方が変わりました。
偏見や差別を乗り越えながらも前向きに生きる姿から、「人が自分らしさを取り戻す力」と「共に生きる社会の可能性」を感じ取っていただける内容です。

講演のテーマは、「トランスジェンダーと多様性理解」「LGBTQ+への共感」「誰もが自分らしく生きられる社会づくり」。
性の違いを越え、すべての人が尊重し合える未来を目指して、「知ること」から始まる理解と対話の大切さを伝えます。

偏見は“無知”から生まれますが、希望は“共感”から育まれます。
この講演が、あなたの組織や地域で“違いを受け入れる一歩”を踏み出すきっかけとなることを願っています。 ×

学校での多様性教育とLGBTQ+

この講演では、学校教育における多様性理解とLGBTQ+教育の重要性をテーマに、子どもたちが「自分らしく生きられる」環境づくりについてお話しします。

社会全体で多様性への関心が高まる中、学校はその価値を育む最前線の場です。LGBTQ+の子どもたちが感じやすい孤立感や不安、偏見による生きづらさを具体的に取り上げながら、教師や生徒一人ひとりができる寄り添い方や支援のあり方を考えます。

また、本講演では性的マイノリティへの理解を超え、すべての子どもが「自分を肯定できる」学びの場をつくるための多様性教育の実践を紹介。学校現場の具体的な取り組み事例や、家庭・地域社会との連携方法にも触れます。

教育関係者、保護者、行政職員の方々にとって、「安心して自分を表現できる学校づくり」「インクルーシブな学びの環境」を実現するためのヒントに満ちた講演です。
未来を担う子どもたちが、互いの違いを認め合い、尊重し合える社会を育むための第一歩を一緒に考えていきましょう。 ×

職場におけるジェンダー理解と対応

現代の職場では、多様な性のあり方を理解し、すべての従業員が安心して働ける環境を整えることが求められています。
本講演では、ジェンダーに関する基本的な知識や最新の社会動向をわかりやすく整理しながら、職場で起こり得る偏見や無意識のバイアス、ハラスメントの問題などを具体例を交えて解説します。

また、参加者が自らの業務やチーム運営の中でジェンダー配慮をどう実践できるかを考えます。
たとえば、性別にとらわれない評価基準の設計、呼称や言葉遣いの工夫、柔軟な働き方の導入など、誰もが働きやすい職場づくりの実践的なアプローチを紹介します。

この講演は、単に知識を得るだけではなく、組織文化や日常のコミュニケーションに変化をもたらすきっかけを提供します。
ジェンダー平等を推進し、ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)を実現するための第一歩として、管理職から若手社員まで幅広くおすすめできる内容です。
結果として、職場の信頼関係やチームワークの強化、生産性の向上へとつながることを目指します。 ×

書籍・メディア出演

講演実績

団体

  • 小規模な異業種交流会

この講師のおすすめポイント

高橋真矢さんの講演は、聞く人の心を静かに揺さぶりながら、“多様性”という言葉の本当の意味を問いかけます。難しい理屈ではなく、「人が人として生きる」ことの尊さを、リアルな体験と温かな語り口で伝えることで、聴講者の中に深い共感と理解の芽を育てます。

高橋さんは元・陸上自衛官という異色の経歴を持ちながら、トラックドライバー、介護職員、タクシー運転手、システムエンジニアなど、さまざまな職を経験してきました。その歩みは決して平坦ではなく、いじめ、貧困、性暴力、離婚、自己破産など、幾重もの困難と向き合ってきた日々でもありました。しかし彼女は、そのすべてを「自分を形づくった大切な経験」と捉え、痛みを力に変えてきたのです。講演では、これらのリアルな体験を率直に語りながら、「人が自分を受け入れ、他者を尊重できるようになるための視点」を提示します。

高橋さんの講演の特徴は、聞く人が“心で理解できる”構成にあります。トランスジェンダーというテーマは、時に距離を感じさせることもありますが、彼女の語りはとても身近です。「誰もが何かしらの“生きづらさ”を抱えている」という普遍的なテーマから話が始まるため、聴講者は自然と自分自身の人生と重ねながら、他者理解の第一歩を踏み出せます。

講演を通して得られる効果は、単なる知識の獲得にとどまりません。
・無意識の偏見や固定観念に気づき、言葉や態度を見直すきっかけになる。
・違いを恐れず、安心して意見を交わせる職場や学校づくりに活かせる。
・“自分らしく生きる勇気”を再確認できる。
こうした心理的変化が、個人の成長だけでなく、組織全体の多様性推進にも直結していきます。

特に「職場におけるジェンダー理解と対応」の講演では、ビジネス現場でありがちな“無意識の偏見”を具体例で紹介しながら、誰もが働きやすい環境を整えるための実践的ヒントを提示します。性別によらない評価制度、呼称やコミュニケーションの配慮、ハラスメント防止など、すぐに活用できる具体策が満載です。

また、「学校での多様性教育とLGBTQ+」では、LGBTQ+の子どもたちが抱える不安や孤立感を、自身の体験を交えて丁寧に紹介。教師や保護者がどのように寄り添えば良いのか、教育現場での具体的な対応策を提案します。生徒や教職員が共に「違いを認め合う文化」を築くためのヒントとなります。

さらに、講演の随所で語られる「愛性(あいしょう)」という独自の概念は、高橋さんの人生哲学の核でもあります。これは“愛”と“性”を分けずに、人が人として尊重し合うための視点を意味します。「性のあり方は多様でも、愛し合う心は誰にでもある」という言葉に、参加者の多くが強く心を動かされます。

受講者の声にも、「偏見から希望へ」という講演タイトルのとおり、聴いた後に前向きな感情が残ると評判です。「自分の中の無意識の偏見に気づいた」「“理解されるよりも自分を理解すること”という言葉が胸に残った」といった感想が多く、単なるLGBTQ+講演にとどまらず、“生き方”そのものを見つめ直す時間になっています。

高橋さんの講演は、企業研修、学校教育、行政主催の人権・多様性セミナーなど、どの現場にも対応可能です。聞く人の立場に寄り添いながら、社会全体が「違いを尊重し合う力」を育むきっかけを提供します。人が自分を愛し、他者を理解することで、偏見は希望へと変わる。その真実を、講師である彼女の言葉が静かに証明してくれます。

講師の講演料について

講演料は、講演内容・開催場所によって異なるため、非公開としています。
料金の目安については、お気軽にお問い合わせください。

お客様の声

トランスジェンダーとして生きる~偏見から希望へ~

・今回の講演を通して、トランスジェンダーの方が直面する偏見や誤解の重さを知ると同時に、それを乗り越えて自分らしく生きる姿に強い感銘を受けました。
私自身も日常で小さな違和感や不安を抱えることがありますが、「自分を大切にしていい」という言葉に励まされました。
多様性とは他人事ではなく、自分自身の生き方にもつながる大切なテーマだと実感しました。

・講演を聞きながら、これまで自分が無意識のうちに持っていた偏見に気づかされました。
社会の中で「当たり前」とされている基準が、誰かを生きづらくさせてしまうことがある。
そのことを具体的な経験談と共に学べたことは、とても貴重でした。
最後に語られた「偏見から希望へ」というメッセージは、私にとっても前向きに人と関わっていこうという力になりました。

・私はこれまでトランスジェンダーの方のお話を直接伺う機会がほとんどありませんでした。
今回、率直に経験を語ってくださったことで、ニュースや本では伝わらないリアルな想いを知ることができました。
特に「理解されること以上に、自分を理解してあげることが大切」という言葉は深く心に残りました。
今後は自分の周りで誰かが生きづらさを抱えていたら、少しでも力になれる存在でありたいと感じました。

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