榎本澄雄 えのもとすみお

株式会社kibi代表取締役/元警視庁警部補
プロフィール
元警視庁警部補。麻布署知能犯刑事として自閉スペクトラム症者を被疑者とする事件を担当。署長によるパワハラを内部通報、更迭請求し警視庁を辞職。特別支援教育等の福祉現場に身を置く。著書『元刑事が見た発達障害 真剣に共存を考える』他。薬物犯罪対策など危機管理の講演も行っている。
テーマ
出身・ゆかりの地
経歴
愛媛松山生まれ。小学生の頃『東洋体育の本』を愛読し、北京大学留学中にダンスを始める。早稲田大学人間科学部スポーツ科学科卒業。卒業論文は廻剣素振りの動作解析。大学院中退後、フリーターを経て警視庁警察官拝命。
麻布署刑事課知能犯捜査係にて社会的反響の大きい告訴事件を数多く担当。ASD被疑者が出版社を10年、誹謗中傷したインターネット名誉毀損事件を解決。被害総額20億円に上る地面師詐欺グループ検挙、麻薬密売人職質検挙など警視総監賞4件、刑事部長賞7件、組織犯罪対策部長賞3件受賞。2013年、警部補として荏原署警務課犯罪抑止対策係長在任中、署長によるパワーハラスメントを内部通報、更迭請求して警視庁辞職。
塾、予備校、大学、専門学校など教育現場と小学校の特別支援学級、放課後等デイサービスなど福祉現場に身を置く。重度自閉症の小学生を20日間支援し、水遊び・排泄・噛み付き・言語能力を劇的に改善した体験から著書『元刑事が見た発達障害』、共著『自傷・他害・パニックは防げますか?』では身体知と遵法教育を提言。
コンビニ、スーパーやホテル、レストランなど小売、飲食業と情報通信企業のインサイドセールス、カスタマーサポート、テレコミュニケーターを経験し、コロナ禍に大手人材企業の顧問として受電1日最大4,000件、スタッフ最大60人、自治体コールセンターのハードクレームをケア。
上智大学「学ぼう!違法薬物」、神田外語学院「医療・危機管理」、「仕事の交渉力がアップする7つの聴取術」、学修デザイナー養成講座の講師を務める。東京新聞「こちら特報部」に有識者としてコメント掲載。2022年から2024年までチャイナフェスティバルやベトナムフェスティバルにて危機管理。
現在はセキュリティ企業の発掘・育成ほか警察小説の監修も手懸ける。人生の目標は、東京漢方鍼灸医科大学を作ること。
榎本澄雄からの動画
主な講演テーマ
元刑事が見た発達障害
独立自尊のケアガイド
長年、刑事として社会問題に向き合い、のちに教育・福祉の現場で発達障害児と関わってきた榎本澄雄氏が、現場で培った「生きたケア」の知見を伝えます。重度自閉症児の行動改善に取り組んだ体験や、著書『元刑事が見た発達障害』に込めた想いを交え、支援の本質を「独立」と「自尊」の観点から解説。ご家族・教育者・支援者にとって、発達障害と向き合う際の実践的なヒントと勇気を与える内容です。 ×
元刑事の心を開く交渉術
栄光を掴め!クレーム・セールス・プレゼン3つの取引シーン
もしあなたが一人社長なら、
クレーム・セールス・プレゼンほど、胃が痛くなる問題はないでしょう。
しかし、元刑事として“人の心を開く”ことを仕事にしてきた榎本澄雄氏は、
そんな場面こそ「信頼を勝ち取る最大のチャンス」だと語ります。
本講演では、刑事の現場で培った“人間理解と交渉の極意”を、
ビジネスの3つの取引シーン――クレーム対応・営業・プレゼン――に応用。
相手の心理を見抜き、感情を整理し、成果へと導く実践的な技法を紹介します。
【この講演で得られる3つのベネフィット】
1.離職が減る
2.自尊心が育まれる
3.厄介な人物と対等に交渉できる
刑事として数多くの事件を捜査し、時には支離滅裂な相手とも真剣に向き合ってきた榎本氏。
その経験から生まれた「人の心を動かす言葉」と「聞く力」は、
ビジネスにも、人生にも通じる“真のコミュニケーション術”です。
聴くだけで、心が開けます。
そして、あなたの交渉力が変わります。 ×
社員が防ぐ不正と犯罪
元刑事が明かす人情の機微に触れる事件簿
企業不祥事や職場内不正は、マニュアルでは防げない「人の心の隙間」から生まれます。榎本氏は刑事時代に直面した数々の事件をもとに、社員一人ひとりが知っておくべき“人情の機微”を明らかにします。事件の裏側にある心理や関係性を解きほぐしながら、不正を防ぐ組織文化やコミュニケーションの在り方を提言。企業研修に最適の、リアリティあふれる危機管理講演です。 ×
書籍・メディア出演
書籍紹介
クリックすると、詳細が表示されます。



元刑事が見た発達障害 真剣に共存を考える
発達障がいを持つ人が自由に生きていくためにこそ、社会のルールを知ってほしい。本書は、元刑事が社会の仕組みを語る、司法の論理と特別支援教育が出会う一冊です。

自傷・他害・パニックは防げますか? 二人称のアプローチで解決しよう!
本書は、自傷・他害・パニックに悩まされる発達障害の人と周りの人々に向けて、パニックを起こさない身体を育てる方法、起きてしまった場合、本人も周囲もケガすることなく落ち着かせる方法を提言した一冊です。
ウェブ
- リクルート『らしさオンライン』インタビュー記事
- 小学館『@DIME』インタビュー記事
- フクロウ大学YouTubeライブ出演
- フクロウ大学アワード2019グランプリ受賞
- すずゆうチャンネルYouTube出演
- AirCourse 人材育成サポーター
- 上智大学 FIND SOPHIA
- 『脳に何かがあったとき』2024年8月号コメント執筆、Facebook Live出演
- 『社員による不正・犯罪予防』(アントレプレナーファクトリー)
- 警察官やめたch出演
- 元警視庁捜査一課 佐藤誠の警察OBチャンネル
- YouTube「街録ch〜あなたの人生、教えて下さい〜」
書籍
- 『元刑事が見た発達障害』(花風社)
- 警察監修『流氷の果て』一雫ライオン=著(講談社)
雑誌
- 『THE 21』2018年10月号(PHP研究所)
- 『ダ・ヴィンチ』2021年10月号
- 日本ソマティック心理学協会機関誌「VOSS」寄稿
ラジオ
- FM西東京 あんどうりすの防災四季だより
- ラヂオつくば Wh@t Tsukuba! ゲスト出演
新聞
- 東京新聞朝刊「こちら特報部」コメント掲載
- 東京新聞朝刊【社会福祉士⇔新聞記者】
講演実績
団体
- 「第4回KNOWS教育研究会・全国大会」実践発表
- 花風社主催講演会登壇
- 練馬区教育委員会委託子育て学習講座登壇
- 第25回Read For Action仙台・ゲスト出演
- 栃木県小山市立中央図書館主催 平成30年度ビジネスセミナー
- 大分県・大分県済生会日田病院・大分県社会福祉協議会主催「権利擁護・地域生活定着支援セミナー」基調講演
- 沖縄県うるま市放課後等デイサービスIMUA主催「元刑事が見た発達障害」講演
- 京都ホテルオークラにて日本ホテル協会京都支部会春季研修会登壇
- 日本アミューズメント産業協会・全国防犯協会連合会「青少年指導員養成講座」
- 「未来の先生塾」10分間プレゼン出演
- ワークステーションさいたま 元刑事のストレスマネジメントセミナー
- ワークステーションさいたま コンプライアンス・ハラスメント対策セミナー
- ワークステーションさいたま 人と比べない考え方
- ワークステーションさいたま あなたの職場が復活するメンタルヘルスセミナー
- ワークステーションさいたま 「時間マネジメント」セミナー
- リスク対策.com PRO会員向けセミナー
- 「はみだしっ子」の個性が劇的に伸びる!
- あなたの知らない『元刑事が見た発達障害』
- 「社長を出せ!」と言われたら? ハードな事例で学ぶ元刑事のクレームケア
- 元刑事の1 on 1 FBIや警察庁が採用するアクティブリスニング 離職率を下げるストレスマネジメント7つの原則
- 日本ソマティック心理学協会 第8回記念大会2021
- ネゴシエイター体験ゲーム
- 第136回 YMS (ヨコハマ・マネージャーズ・セミナー)登壇『刑事塾』最終回
- 学修デザイナー養成トライアル講座
- 第3回 wayscafe AYATORI オンライン交流会
- 魔の45分間 元刑事の交渉術を学んでコンピテンシーレベル5がマスターできる!
- あなたも逆境を打開できる!210分!学修デザイナー養成講座
- NPO法人 Reジョブ大阪 オンラインセミナー
- 発見!成長チームの作り方 270分!学修デザイナー養成講座
- 【独自】●●講師の挑戦ストーリー 180分!学修デザイナー養成講座
- 練馬区立大泉図書館主催講演『元刑事が見た発達障害 人間を深く知る3つの秘話』
- NAHOの会(杉並区発達障害の子をもつ親の会)主催講演
- 東京都練馬区主催・法務省主唱「社会を明るくする運動」講演「元刑事が見た発達障害 独立自尊のケアガイド」
民間企業
- 株式会社たまみずき経営者・経営幹部向けワークショップ
- 大手人材企業の自治体受託プロジェクトにてコールスタッフさん向けワークショップ
- 大手人材企業の自治体受託プロジェクトにてプロジェクトマネージャー、プロジェクトリーダー向け社員研修
- 東京建物 関西住宅事業部 クレーム対応オンライン研修会
- 日本電子計算株式会社証券事業部にてエンジニア向け研修
大学
- 北京大学「漢語講演比賽」優秀賞
- 上智大学全学共通科目「メディア・対話・レトリック」ゲストスピーカー
- 上智大学「司法福祉論」ゲストスピーカー
- 上智大学 FIND SOPHIA 出演「学ぼう! 違法薬物」(Let’s find out! Illegal Drugs)
- 神田外語学院非常勤講師 グローバルコミュニケーション科 国際協力コース 専門必修科目「医療・危機管理」
- 神田外語学院 全学選択科目 仕事の交渉力がアップする7つの聴取術
この講師のおすすめポイント
榎本澄雄さんは、元警視庁警部補として刑事の最前線で数多くの事件を担当した経験を持ちながら、現在は株式会社kibiの代表取締役として教育・福祉・危機管理の分野で幅広く活動する講師です。警察官として知能犯捜査を担い、自閉スペクトラム症の当事者が関わる事件にも携わった実績から、発達障害と社会の関係を真剣に考える視点を持ち、また自身が署内のパワハラを内部通報した経歴から「組織と個人」「公正と倫理」といったテーマにも独自の説得力を持っています。
榎本さんの講演の特長は、刑事として培った「人を観察し、人を理解する力」を基盤に、福祉・教育・企業研修へと落とし込んでいる点にあります。著書『元刑事が見た発達障害 真剣に共存を考える』でも示されているように、発達障害を「特別な存在」としてではなく、「共に生きる人間」として理解する姿勢を貫きます。その語り口は専門用語に偏らず、現場でのリアルな事例を交えながらわかりやすく伝えるため、教育関係者や保護者だけでなく、一般のビジネスパーソンにとっても強い納得感を与えます。
また「元刑事」という経歴は、危機管理・コンプライアンス・不正防止の研修にも大きな強みを発揮します。たとえば「社員が防ぐ不正と犯罪」や「ハードな事例で学ぶクレーム対応」などのプログラムでは、刑事時代に培った「人間心理の裏を読む技術」「緊張状態での交渉術」「相手の心を開く聴き方」といった実践的スキルを伝授。単なる知識習得にとどまらず、その場で使える行動変容へとつなげます。
さらに榎本さんは、教育現場や福祉分野での活動にも深く関わっています。自閉スペクトラム症をはじめとした発達障害児・発達障害者への理解を深める講演は全国各地で実施され、学校、図書館、福祉団体、行政機関からの依頼も多数。単なる啓発にとどまらず、当事者・家族が安心して暮らすための実践的なアドバイスを提供しています。また、メンタルヘルスやストレスマネジメントに関する研修では、FBIや警察庁も採用する「アクティブリスニング」をベースにした独自の方法論を紹介し、離職率低下や職場環境改善にも成果を上げています。
講師としての活動は多岐にわたり、上智大学や神田外語学院での講義、企業や行政の研修、図書館やNPOでの市民講座まで幅広い層にアプローチしてきました。メディア出演や書籍出版を通じて一般社会にも発信を続けており、社会問題への提言者としても信頼を集めています。
榎本澄雄さんの講演は、単なる知識の伝達にとどまらず、「人間理解を深め、共に生きる力を育む」点に真価があります。発達障害、危機管理、組織の倫理といった複雑なテーマを、元刑事ならではのリアルさと人間味あふれる語り口で解きほぐし、受講者に気づきと行動の変化を促します。教育現場・企業研修・地域コミュニティなど、どの分野においても、現場に根ざした実践的な学びを提供できる数少ない講師です。
講師の講演料について
講演料は、講演内容・開催場所によって異なるため、非公開としています。
料金の目安については、お気軽にお問い合わせください。