田中直才 たなかなおとし

社会保険労務士/企業危機管理士/外国人採用コンサルタント
プロフィール
大手製薬会社にて約25年、MR(医薬情報担当者)・労働組合(専従役員)・コンプライアンスの業務に従事。労組専従役員時には、労組の代表として、成果主義の導入に向けた賃金・評価制度の改革に携わるとともに、ワークライフバランスの確立に資する制度の導入・普及に力を注ぐ。また、労組教育部門の責任者として専従役員のマネジメント力やリーダーシップ等の能力向上に向けた教育を推進。会社業務復帰後は、コンプライアンス担当として、毎月支店長・営業所長に対し、コンプライアンス遵守に向けたマネジメントのあり方を中心に教育研修を実施。社会保険労務士として独立後は、これまでの経験をもとに、賃金・評価制度から労務管理、ワークライフバランス関連、ハラスメント防止をはじめとするコンプライアンス全般まで幅広い分野において研修およびコンサルティングを実施。2021年6月にセルバ出版より「中小会社の危機管理がわかる本」を出版。BCP策定をはじめとした、危機管理関係のコンサルティングにも従事。
テーマ
出身・ゆかりの地
経歴
1970年に新潟県で生まれ、早稲田大学政治経済学部を卒業後、武田薬品工業に新卒で入社。3ヶ月間の研修を終え、MR(営業職)として配属され、9年間阪大病院を担当。最初は知識が乏しく、専門知識を持つ医師たちから厳しい指導を受け、業績も低迷していた。しかし、その後の努力で医学・薬学の基礎知識を習得し、業績が向上。さらに先輩に頼まれて労働組合専従役員に就任する。組合員からの強い反発を受けつつも、会社提案のリストラ案への合意を経て、徐々に信頼を回復。計14年間、専従役員として務めた。専従役員を退任後は営業業務に復帰し、約3年間支店長や営業所長へのコンプライアンス教育担当を歴任し、2019年6月に退職。
その後、2020年1月に社会保険労務士としてHK人事労務コンサルティングオフィスを設立し、これまでの経験を活かして労働組合役員向け研修やコンプライアンス関連のコンサルティングを提供している。社会保険労務士としては、中小企業経営者に寄り添い、「人事労務の不安解消」と「危機管理の充実」を理念に精力的に活動。顧問先からは「親身な対応が評価されている」と言われている。
現在は、テレワークの導入支援や雇用調整助成金に関する問い合わせ対応を中心に、中小企業向けコンサルティングを行っている。
主な講演テーマ
実践カスタマーハラスメント対策
カスハラに直面している従業員が真に理解できるよう、どのような行為がカスハラにあたるのかを具体的に説明します。その後、会社としてどのような対策が有効で、どのような対策を実施すべてきかについて、具体例を交えながら説明します。最後に世間はカスハラに対し厳しい目を向けるようになってきていることを踏まえ、「お客様は神様です」といった考え方を脱却し、従業員ファーストで企業を経営すべきといった考え方について解説します。 ×
外国人労働者採用に必要な基礎知識
急速な少子高齢化が進む日本においては、今後益々人手不足が深刻化すると予想されています。人手不足解消に向けて、有効な施策の一つが外国人労働者の採用です。すでに外国人労働者の採用が進んでいる会社もありますが、いまだ多くの会社が外国人労働者の採用に踏み切れていないのが現状です。そこで、経営者・人事担当者が外国人採用について知っておくべき最低限の知識について解説するとともに、採用後に必要な労務管理について解説します。 ×
会社を守るコンプライアンス
近年は、企業のコンプライアンス違反に対する世間の目が厳しくなっています。ひとたび企業がコンプライアンス違反をおかし、そのことが公表されると、その企業のレピュテーション(評判)は地に落ちてしまいます。一旦地に落ちた評判をもとの水準まで回復させるには、相当な時間を要します。そのような事態に陥ることのないよう、社内にコンプライアンス遵守ができる体制を構築し、正しく運用していくことが求められます。 ×
実践企業危機管理〜BCPの策定〜
会社を取り巻くリスクは、多種多様です。地震や大雨のような自然災害、思いもよらなかったコロナ禍などの外部要因から、社員によるコンプライアンス違反の発覚や、問題社員による周囲への負の影響などの内部要因まで、想定されるリスクを数え上げればきりがありません。そのようなリスクに対する備えについて、外部要因については、BCP(事業継続計画)の策定方法についてを中心に、内部要因については、適切な労務管理のあり方についてを中心に解説。 ×
ハラスメント対策
セクハラ・パワハラからマタハラ・パタハラまで、様々なハラスメントについて、どのような行為・言動がハラスメントに該当するのかを説明するとともに、全員が当事者意識を持つこと意識させるため、無意識にハラスメントを行っている可能性に関するリスクについて解説します。また、ハラスメントを発生させないための組織運営についてグループワークなどを交えながら解説します。 ×
テレワーク導入時の労務管理と人事評価のポイント
テレワーク下であっても、実際に出勤している時と同様に労働時間管理をする必要があります。また、基本は、会社で勤務している時と同様の働き方が求められます。どのような管理手法が適しているのかを解説します。テレワーク下では上司は部下の姿をつぶさに観察することができなくなります。そのため、部下の協調性や自己犠牲で会社に尽くすといった人物評価的観点ではなく、テレワーク中にどのような成果を上げることができたのかといった観点からの評価が必要となります。テレワーク適した評価制度について解説します。 ×
書籍・メディア出演
書籍紹介
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中小会社の危機管理がわかる本
企業を取り巻くリスクは様々で、経営に大きな影響を及ぼす可能性がある。特に対応が遅れがちな中小企業にとっては、緊急に対処すべき重要な課題となっている。本書では、中小企業に関連するリスクと、それに対する実務的な対応策を分かりやすく解説している。
書籍
- 「中小会社の危機管理がわかる本」セルバ出版
- 「社労士の提言~労働問題から危機管理まで~」
- 「事例をもとに考える企業における危機管理」
資格
- 社会保険労務士
- 一般社団法人全日本情報学習振興協会 企業危機管理士
- サーティファイコンプライアンス検定委員会 ビジネスコンプライアンス検定上級
- 医療労務コンサルタント
- 外国人採用コンサルタント
講演実績
企業
- 大手製薬会社
- 大手人材派遣会社
- 大手調剤チェーングループ
- 大手生命保険会社
- 中堅IT企業
- 中堅介護事業所
- 中堅製造業
- 中堅サービス業
- 中堅印刷会社
この講師のおすすめポイント
田中直才さんは、社会保険労務士・企業危機管理士・外国人採用コンサルタントとして活躍する労務管理・コンプライアンスの専門家です。大手製薬会社で25年間勤務し、MR(医薬情報担当者)、労働組合専従役員、コンプライアンス担当として経験を積みました。特に労働組合の代表として、賃金・評価制度の改革やワークライフバランス推進に尽力。独立後は、人事労務や危機管理、外国人採用などの分野で企業向けコンサルティングや研修を行い、多くの企業経営者から信頼を得ています。また、著書『中小会社の危機管理がわかる本』を出版し、BCP(事業継続計画)の重要性を広める活動も行っています。
◆ 現場で役立つカスタマーハラスメント対策
顧客対応の最前線で起こる「カスタマーハラスメント」にどう対応すべきか? 企業のリスクを最小限に抑えながら、従業員を守るための実践的な対策を解説します。現場で即実践できるノウハウが満載です。
◆ 企業を守る! 知っておきたいコンプライアンスの基本
ハラスメント問題や労務トラブルが企業の存続を脅かす時代。コンプライアンスの基礎から実践的な予防策まで、企業が取るべき対策を具体的に解説します。管理職や経営層に特におすすめの内容です。
◆ BCP(事業継続計画)の策定で企業の未来を守る
災害・パンデミック・サイバー攻撃など、企業の危機はいつ訪れるかわかりません。BCPの基本から実際の策定方法までをわかりやすく解説し、「もしも」に備える重要性を伝えます。
◆ 外国人労働者採用の基礎知識と成功のポイント
労働力不足を背景に、外国人雇用を進める企業が増えています。しかし、適切な制度の理解と効果的な採用戦略が不可欠。外国人労働者を受け入れる際のポイントを実務レベルで詳しく解説します。
◆ テレワーク時代の労務管理と評価制度の最適化
テレワークの導入が進む中、企業は「適切な労務管理」と「公平な人事評価」をどのように実現すべきか? テレワークに適した評価制度や労働時間管理のポイントを、実例を交えながら解説します。
田中直才さんの講演は、「企業の危機管理を強化したい」「ハラスメントや労務トラブルを防ぎたい」「外国人雇用やテレワーク導入を成功させたい」と考える企業の経営者・人事担当者に特におすすめです!
講師の講演料について
講演料は、講演内容・開催場所によって異なるため、非公開としています。
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