後閑愛実 ごかんめぐみ
経歴
群馬パース看護短期大学卒業後、2003年より看護師として病院勤務。1000人以上の患者と関わる中で、様々な患者を看取る。看取ってきた患者から学んだことを生かして、看護師をしながら看取りの際のコミュニケーションの方法を、2013年より研修・講演を通して伝えている。読売新聞医療系ポータルサイト ヨミドクターで連載中「病棟ものがたり」の原作執筆担当。また、穏やかな死のために、突然死を防ぎたいという思いからBLS(一次救命処置)の啓蒙活動や講習のインストラクターも務める。現役看護師でありながら、講演・執筆など多方面で活躍中。
主な講演テーマ
看取り・いのちの終わりの向き合い方
医療介護福祉職向けは、これから訪れる多死社会が恐ろしく悲しい時代でとなるのではなく、「いい人生だった」「あんな最期いいよね」といえるような『死と上手く付き合っていく時代』となるためのサポートができる医療介護職を増やす。「看取り」における実例を通した講演を聴き、様々な捉え方を知ることを通して、「看取り」時の自分の行動を具体的にイメージし、明日からの業務に変化をもたらす。一般市民向けは、大切な人の看取りで後悔を少なくするために、自分にできることを具体的に提示していく。 ×
書籍・メディア出演
書籍紹介
クリックすると、詳細が表示されます。



後悔しない死の迎え方
全国各地でユーモアセラピストとして活躍する著者が初めて執筆した一冊。笑いや笑顔がもたらす驚くべき効果を学びながら、辛い出来事や悩みを笑いに変え、前向きに生き抜いてきた著者自身の体験に触れることができます。笑うことの重要性や楽しさを実感できる内容に加え、魅力的な笑顔を作るコツや嫌な感情を乗り越えるための具体的な方法も紹介。読後には、きっと笑顔が増えるヒントを得られることでしょう。

終活! 送る人送られる人もホッと満足できる本
正看護師として1000人以上の患者を看取ってきた後閑愛実さんが執筆した一冊。穏やかに最期を迎える患者、苦しみの中で旅立つ患者、突然の別れに混乱する家族など、多様な「看取り」の現場を経験してきた著者が、その体験をもとに、人が幸せな最期を迎えるための方法を探ります。高齢者が「終活」を考える際の貴重なヒントが詰まった内容で、心穏やかに人生の最期を迎えるための道標となる一冊です。
連載
- ヨミドクター「病棟ものがたり」連載中(2023/4〜)
雑誌
- 女性セブン
- 週刊現代
- プレジデント
- クリニカルスタディ
- 月刊清流
ラジオ
- ニッポン放送「辛坊治郎ズームそこまで言うか!」ゲスト出演
- FM群馬「チャレンジ・ザ・ドリーム」ゲスト出演
- FM J-WAVE『ALL GOOD FRIDAY』内『CITIZEN NEW TIME FOR YOU』にゲスト出演
- FMぐんま ゆうガチャ
テレビ
- NHK「首都圏ネットワーク」
新聞
- 朝日新聞
- 島根日日新聞
- 河北新報
- 北日本新聞
- 徳島新聞
- 陸奥新報
- 中日東京新聞
- 山口新聞
- 福井新聞
- 上毛新聞
- 毎日新聞
- 東京新聞
- 北羽新聞
書籍
- 『後悔しない死の迎え方』(ダイヤモンド社)
- 『終活!送る人、送られる人もホッと満足できる本』(明日香出版社)
講演実績
行政
- 埼玉県の委託セミナー(埼玉県)
- 桶川市役所(埼玉県)
- 日光市役所(栃木県) 他
民間
- 病院・介護施設
- 医師会
- 歯科医師会
- 学校教育関連 など多数
この講師のおすすめポイント
後閑愛実さんは、看護師として1000人以上の患者を看取った経験を持つ、看取りコミュニケーションの専門家です。群馬パース看護短期大学を卒業後、病院勤務を続ける一方で、看取りに関する研修や講演活動を行い、命の最期を迎える際の大切なコミュニケーション方法を伝えています。著書『後悔しない死の迎え方』や『終活!送る人送られる人もホッと満足できる本』などを執筆し、またBLS(一次救命措置)のインストラクターとしても啓蒙活動を展開しています。現役看護師として、患者やその家族、医療従事者に向けて命の大切さや死に向き合う方法を伝える講演が好評です。
◆ 実践的で心に響く講演内容
後閑さんの講演は、実際に看取りの現場で得た貴重な経験を基にしており、非常に実践的で感動的です。命の最期を迎える過程において、患者とその家族との心の交流やコミュニケーションがどれほど重要であるかを強調し、参加者が自分の人生にどう活かすかを考えるきっかけを与えます。受講者からは「感動した」「考えさせられた」という声が多く寄せられています。
◆ 医療従事者に向けた具体的なアドバイス
看護師や医療従事者向けに、実際の現場で役立つ具体的なアドバイスを提供する講演を行っています。看取りの際のコミュニケーション方法や、患者に寄り添うための心構え、さらにはBLS(一次救命措置)の重要性についても触れ、現場で直接活かせるスキルや心の準備を伝えます。これにより、医療従事者としてのプロフェッショナリズムを高める手助けとなります。
◆ 看取りのコミュニケーションに特化した専門性
後閑さんは、看取りというテーマに特化した専門家であり、その知識と経験を通じて、死亡を迎える患者とのコミュニケーション方法を深く掘り下げています。彼女の講演を通じて、死というテーマに対しての恐怖心を減らし、いかに穏やかに向き合うべきかについて学べるため、看取りに関わる全ての人にとって非常に有益です。
◆ 感動的なエピソードと共感を呼ぶストーリーテリング
後閑さんの講演は、彼女が実際に経験した患者とのエピソードを交えたストーリーテリングが特徴です。これにより、聴衆は感情的にも共感しやすく、理論だけでなく、感覚的にも理解が深まります。命の最期に立ち会うことの意味や、家族と過ごす時間の大切さなど、深く心に響くメッセージが伝えられます。
◆ BLS(一次救命措置)の普及活動
後閑さんは、BLS(一次救命措置)のインストラクターとして、突然死の予防と命を守るための啓蒙活動にも力を入れています。医療現場だけでなく、一般の方々にもその重要性を伝え、緊急時に冷静に対応できる知識と技術を提供します。このような活動を通じて、命を守るためにできることを広く伝える講演を行っています。
講師の講演料について
講演料は、講演内容・開催場所によって異なるため、非公開としています。
料金の目安については、お気軽にお問い合わせください。
お客様の声
看取り・いのちの終わりの向き合い方 講演参加者の感想(医療職)
・介護職員は、看取りについて… いや、私は罪悪感が心を埋め尽くすことの方が多く、あの時好きなものを食べてもらっていたら…もっと体調をしっかり看護師に伝えていたら…もっと、看取りの時に出来るケアはないのか?そんな宿題を持っていきましたが…あ!そういう風にとらえているんだ!なるほど、私達が出来ることは普段のケアにあったし、本人と家族それぞれに対しても死に対する考えの違い、現場にいる後閑愛実さんだからこそとても伝わりやすい話だった…(介護職 男性)
・在宅で多く看取りましたが、ずいぶん足りないことばかりで、日々の忙しさに忘れていたことが多くありました。言葉にすることが大切ということがよくわかりました。医師として最初に看取ったときの初心を思い出しました。(医師 60代男性)
・自分に向けて滅びの呪文をずっとかけ続けていたことに気づいた。「環境を整える」という話のエピソード「家では医療者の私がしっかりしなきゃというプレッシャー、病院では親子でいられる」に救われた…「温度のある言葉」で臨床の看護師さんの話を聞けることは、貴重な機会となった。今日、来てよかったの一言です。帰って、家族と話をしようと思います。(看護師・30代女性)
・死の時期は医師をはじめとする医療者側が決めるのではなく、家族が決めるという視点(空気が変わったら)は非常に衝撃を受けました。看取りとは「ありがとう」とのイメージが理解できました。(ケアマネジャー 50代男性)
・今までもやもやしていたことがパッとはれた気がして、看取りに対しての恐怖がなくなりました。できる限り職場で広めたいと思いました。(介護職・30代女性)
・少しの状態、表情の変化、バイタル等、詳しく看護師へ報告ができていたらもっと生きることができたのではないかと看取りの際に思うことがありました。ですが、今日の講演を聞いて、自分自身の考えが少し変わり、肩の荷が下りた気がしました。 (介護職 30代女性)
看取り・いのちの終わりの向き合い方 講演参加者の感想(看護学生)
・「人を看取る」ということは実際に手を触れてやるものだと思っていたけれど、看取りを支える人を支える人も看取りをしていると考えて良い、と言ってもらえたことで、すごくうれしかった。(入学する前に、介護の仕事や療養病棟のケアワーカーをしていたので、看取られる人をたくさん見てきたけど、自分が看取りに参加できているとは思えなかったから)(1年生)
・講演の前は看取りは死亡する時間を共にすることだと思っていたが、それまでのかかわり自体が看取りであると考え方が変わった。(2年生)
・私は今まで看取りに立ち会ったことがないので、看取りのイメージでは死ぬ瞬間に間に合わせることが大切なのだと思っていましたが、それよりも看取るまでの過程が背景を考慮して看取りの場を良い思い出として心に残せるように整えていくことが大切なのだとわかり、看取ることのイメージが変わりました。(3年生)
・感動的なお話で泣いてしまいました。具体的なエピソードがあり、とても分かり易かったです。今後「終末期」の実習が始まるので、先生の講義を思い出して患者や家族の納得のいく“寄り添えられる看護”を行なっていきたいです。また私は思ったことが顔に出やすかったり言葉にしてしまうことがあるので、考えて行動していきたいです。(3年生)
看取り・いのちの終わりの向き合い方 講演参加者の感想(一般市民)
・価値観の違いの説明がうまく、納得した。ああしておけばよかったという思いはあるが、でもその時は精一杯やっていたので、今日の話の中で救われた。残り10年ほどだと思っている人生に、悔いのない人生を送りたい。豊富な経験からのお話、なるほどと思うことがたくさんありました。(民生委員 70代女性)
・大切な人のことを思い出し、涙が止まらなくなりました。自分が妻にしてきたことが良い看取りになったと思い、安心しました。妻と育んできた愛を活かして、残りの人生を後悔なく生きていきます。 (自営業 40代男性)
・参加する前は、病院は病気を治療するという勝手なイメージだけでしたが、死を見守ってくれる看護師さん、患者にとっての幸せな人生の終わり方を真剣に考えてくれている看護師さんがいるんだということを初めて知りました。感動しました。(高校生 10代男性)
・一つ一つの事例に、ああそれはできていた、これもできていたと答え合せをしているような感じでお話を聞くことができました。家で最期を迎えることを希望し、家族も医療関係者も、犬も力を合わせて娘を見送ることができました。病気がわかって亡くなるまでの5年間、毎日がドラマチックでした。生きようとしていた姿勢が有難かったです。看取る側だったけれど、自分もいつかその立場になることを忘れずに、精一杯生きていきたいです。(無職・50代女性)
医療従事者のための心肺蘇生法 病院スタッフの感想
・グループ内で振り返りがある事はとても良いと思う。間違ったところを正しく直して指摘してもらえてよかった。
・緊急時の対応は緊急時の時では忘れてしまうと思うので、このような学習会を行い改めて理解することができました。しっかり活かしていきたいです。
・チームとして積極性が必要。緊張してしまうが相手を尊重し支持しあうことが必要。
・学生の時に習いましたが、忘れていました。
・いざその場になったときに緊張や焦りを感じてしまうことが考えられるため、声を掛け合い適切に実施していきたいです。
・繰り返し学習することで忘れていたことを再認識できました。
・実技を行い体で覚える事は良かった。シミュレーションした後、どこが良い改善点はと振り返る点は良かった。職場のすべての人が受講できれば良い。