森圭一郎もりけいいちろう

シンガーソングライター

プロフィール

中学の時バンドを組み、歌い始める。16歳の時の事故で以後車椅子生活に。19歳の時にギターを持ち始め、ソロで音楽活動スタート。25歳の時に1st CDをリリースし、デビュー。
その後日本縦断、アメリカ横断ツアー等を行い、世界中を旅しながら歌を歌っている。ゴールドコンサートではグランプリを受賞。最近では樺太アイヌの民族楽器「トンコリ」を自己流でカスタムした楽器を弾き、クリスタルボウルなど倍音系の楽器も取り入れている。2023年冬公開の映画「蠱惑の瞳」の主題歌を作曲し歌っている。

テーマ

出身・ゆかりの地

埼玉県

経歴

2002年東京にて音楽事務所に所属し、ソロでCDデビューをする
2003年北海道から鹿児島まで3ヶ月かけ日本縦断全国ツアーを敢行
2010年映画『ただいまそれぞれの居場所』(文化映画賞大賞受賞)のエンディング曲
「君の為に作った歌」を歌う。2012年に続編の音楽を担当
2011年ゴールドコンサートで、「闇と光」でグランプリと楽曲賞のダブル受賞
2012年ニューヨークからカリフォルニアまで43日間のアメリカ横断ツアーに挑戦
2013年 NHK Eテレ『ストレッチマンV』パープル役に抜擢
2016年埼玉県庁主催、障害者芸術推進イベント『音楽で空を飛ぶ』出演
2017年自身の音楽性を見つめるためにインド~ネパールへ一人旅
2018年 KeiichiroMori Tour 2018「晴耕雨読」台湾~韓国の海外ツアーも成功
2019年 KeiichiroMori Tour 2019「カタルナラウタエ」敢行
2020年 KeiichiroMori Tour 2020「GATE~AKARU~」敢行
2021年 KeiichiroMori Tour 2021「GATE~FURERU~」敢行
2022年 KeiichiroMori Tour 2021「GATE~ZERO~」敢行
2022年灰色の壁~大宮ノトーリアス~「おかえり」挿入歌
2022年埼玉県熊谷市立三尻小学校150年記念歌作曲
2023年埼玉県熊谷市立妻沼小学校150年記念歌作曲
2023年香川県立小豆島みんなの支援学校開校式にて歌唱
2023年映画蠱惑の瞳の主題歌「深き夢」を作曲
2024年森圭一郎弾き語り全曲ストリーミング配信開始

主な講演テーマ

車いすの生活でも幸せ。なぜか

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私は20年前に歩けていた頃よりも、今の方が遥かに幸せだと感じています。なぜなら、今は心が自由に歩んでいるからです。好きなことを仕事にして、いつも前向きな気持ちで生活できているからです。確かに事故の後の10年間は辛かったですが、音楽と出会い、自分を輝かせることで、生きる喜びを見つけ、人生を楽しむことを決めました。

失ったものにとらわれるのではなく、今手にしているものを最大限に活かして生きる。それならば、笑顔で生きていこうと思います。 ×

夢を諦めるな（学生向け）

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僕はどんどん新しい夢がうまれます。
ただ夢とは叶えた時よりもむしろ叶えようと切磋琢磨しているときが美しい
僕は歩けないという事実を夢を追うという力が払拭してくれました。
夢を追う事は生半可な事ではなく　下など向いていられないのです。 ×

夢を追う事の大切さ

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私は中学生時代に暴走族に入り、窃盗や恐喝、暴走行為など数々の問題行動を繰り返していました。しかし16歳のとき、暴走族の集会中に交通事故に遭い、下半身不随となり、一生車椅子で過ごすと宣告されました。この出来事をきっかけに引きこもりがちになりましたが、親のすすめで定時制高校に通う中で音楽と出会いました。その音楽が私に新たな夢を与え、「プロのミュージシャンになる」という目標を掲げました。

その後、音楽事務所に所属し、日本縦断ツアーや海外でのレコーディングを実現。さらに自叙伝を出版し、自分の夢をつかむことができました。この経験から得た最大の教訓は、「夢とは叶えることがすべてではなく、それを目指して努力する姿こそが最も美しく、価値がある」ということです。また、人生は挑戦を通じてこんなにも素晴らしく面白いものだと再認識しました。

夢を諦めがちと言われる現代だからこそ、私自身の経験を赤裸々に語り、この大切なメッセージを皆さんに届けたいと思っています。 ×

あるがままに

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よく「森さんは障害を乗り越えてすごいですね」と言われますが、正直なところ、私はまだ障害を完全に克服したとは言えません。障害を持っているからといって特別強いわけではなく、時には弱音を吐くし、わがままも言います。男性として女性にモテたいと思う気持ちもあり、失恋すれば落ち込むこともあります。時には障害のせいにして絶望的な気持ちになることもありますが、一方で楽しい出来事があると、生きていることへの感謝が込み上げてきます。

これこそが人間らしい姿ではないでしょうか。誰でも何かのせいにして逃げたくなる弱さを持ちながらも、逆境に立ち向かおうとする強さも併せ持っています。そのどちらも否定せず、ありのままを受け入れながら生きていくことの大切さを伝えたいと思っています。このメッセージが皆さんの心に届けば幸いです。 ×

障害者だってなんでもできる

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車椅子生活になった当初は、「もう何もできない」「一人ではどこにも行けない」と絶望していました。しかし、音楽と出会ったことで状況が一変しました。歌を歌うには、知識や経験、豊かな感受性が求められ、自分には「何もしない、何もできない」では済まされないことに気付かされたのです。悔しさと好奇心をバネに、「一人でできることは何でもやってみよう」と心に決めました。

その結果、車椅子生活でも全国を半年以上にわたって一人旅したり、海外旅行に挑戦したり、一人暮らしやアルバイトに取り組むなど、数多くの経験を積むことができました。その過程で、「できない」のではなく「やらなかった」だけだった自分に気づきました。今では、「やろうと思えば何でもできる」という思いを胸に日々を過ごしています。不思議なことに、その気持ちを持つと本当に何でもできるようになるのです。 ×

ライブで音楽の楽しさを

芸能
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私の活動に欠かせない要素が「歌うこと」です。日々の中で感じた思いや出来事を切り取り、それを織り交ぜて私の歌が生まれます。シビアなテーマを語る場面では真剣に耳を傾けていただき、その後は音楽で笑いや楽しさをお届けしたいと考えています。「語り」と「歌」という二つの表現を通じて、聴いてくださる皆さんの心に何か大切なものを感じてもらえたら嬉しいです。 ×