加藤剛 かとうたけし

株式会社PATCHWORK 代表取締役/名古屋市新事業支援センター 相談支援チーム長
プロフィール
株式会社エディオン本部にて経営幹部を歴任後、2009年に独立し、起業。成長著しい中国において、上海・南京・天津を拠点に、日系企業の海外進出支援を展開。
2014年以降は国内企業の経営支援にも注力。国の「よろず支援拠点事業」において、鹿児島県や秋田県を中心に、これまでに延べ3,000社以上の中小企業をサポート。
また、「成長する中国」と「衰退する日本の地方」という対比を背景に、日本の地方に不足している価値を再発見・再定義する活動として、2014年より「0円店舗再生」プロジェクトを開始。観光施設やホテル、飲食店、酒販店、文具店、土産物店など、約200店舗の地方店舗を再生・活性化してきた。
その実践を通じて明らかになったのが、各都道府県における中小企業支援機関や支援人材の不足という課題。現在は「0円店舗再生」の実務支援に加え、地域支援者向けの教育・育成にも取り組んでいる。
テーマ
出身・ゆかりの地
経歴
1988年~2008年 株式会社エディオン(家電量販店)
店長、商品部長、BPRプロジェクト室長、中国室長などを歴任。情報システム、経営企画、店舗開発、マーケティング、事業統合、M&Aなど多岐にわたる業務を担当。愛知県、岐阜県、長野県、東京都、兵庫県、広島県、中国・上海、南京で勤務。
2009年~2014年 株式会社FLYING 設立(名古屋市中区大須)
国内外の企業に向けたマーケティング支援を展開。
中部経済産業局 国際課「中小企業支援ネットワークアドバイザー」
日本国内における地域産品・日本食の販路開拓支援を実施
愛知県より委託を受け、東南アジアの輸出規制に関する現地調査レポートを提供
2012年~2015年 中小企業基盤整備機構(中小機構)
企業連携支援アドバイザー、国際化支援アドバイザー、補助金支援の専門家として活動。
2014年~現在 「0円店舗再生~現場改善」プロジェクト始動
使われなくなった店舗を活性化する地方創生プロジェクトを開始。観光施設や飲食店、土産物店など、再生店舗は約200件にのぼる。
2014年6月~2019年3月 中小企業庁 鹿児島県よろず支援拠点 チーフコーディネーター
2019年6月~2022年3月 中小企業庁 秋田県よろず支援拠点 チーフコーディネーター
2022年5月~2024年2月 中部経済産業局 官民合同チーム 伴走型支援 プロセスコンサルタント
2022年4月~現在 中小機構 中部支部 経営支援アドバイザー
愛知県信用保証協会「ワンポイントアドバイス専門家」
福島県産業振興センター「専門家」
2023年4月~現在 名古屋市新事業支援センター 相談支援チーム長
主な講演テーマ
0円で地方店舗は再生できる!地方に必要なのは商業活性化
地方の人口減少と経済停滞が進む中で、移住政策や企業誘致が行われているが、地方に人が定着するのは雇用と自然資源だけでは無理。地方でも豊かな生活が送れる商業環境の整備が必要。モノは調達できればいいだけではない。買い物という非日常体験に魅力がなければ生活者は定着しない。
地方を中心に約200店舗の再生ノウハウによって、魅力ある地域を創造するには?日本の衰退を魅力ある成長に転換する。 ×
書籍・メディア出演
新聞
- 中部経済新聞
- 秋田魁新報社
- 南日本新聞ほか
講演実績
- 日本政策金融公庫(愛知県、秋田県、鹿児島県)
- 信用保証協会(秋田県、鹿児島県)
- 商工中金(鹿児島県、秋田県)
- 商工会議所(名古屋、豊川、土岐、大館、秋田、川内、奄美大島ほか)
- よろず支援拠点
- 金融機関
この講師のおすすめポイント
加藤剛さんは、株式会社PATCHWORK代表取締役であり、名古屋市新事業支援センターの相談支援チーム長としても活躍する地域再生・中小企業支援の専門家です。家電量販大手・エディオンで経営幹部を歴任後、2009年に独立。中国進出支援や国内外のマーケティング支援を手がけたのち、地方創生に軸足を移します。
2014年からは「0円店舗再生」プロジェクトを展開。観光施設や商店など約200店舗を再生・活性化させた実績を持ちます。また、延べ3,000社以上の中小企業を支援した経験をもとに、企業と地域に寄り添った“伴走型支援”を提唱。講演では、現場に根ざした再生ノウハウと、支援人材の育成論を情熱的に伝えています。
◆ 地方創生の実践者が語る“リアルな再生戦略”
加藤さんの講演は、机上の理論ではなく、200件超の地方店舗再生という“現場で得た成功と失敗の蓄積”に裏打ちされています。地方経済の再活性化や商業の再設計に関心のある自治体・商工団体にとって、即実践できるヒントが満載です。
◆ 「0円で再生」は本当だった――予算がなくても始められる地域再興モデル
多くの自治体や支援機関が直面する「予算不足」の壁。その中でも「0円」で始められる商業再生の考え方と実例は、地域活性の新たな希望となります。行政・金融機関・地域リーダーにこそ届けたい、目からウロコの再生メソッドです。
◆ 3,000社を支援した“伴走型支援”の極意を公開
数字では見えない「人」と「事業」の本質に向き合う伴走支援の手法は、多くの中小企業支援者にとって道標になります。どのように企業と信頼関係を築き、成果につなげるか――加藤さんの講演は、支援者のスキル向上にも直結します。
◆ “地方から変える”ビジネスの新常識を提案
「成長する中国」と「衰退する日本の地方」という対比から、地方に眠る“価値”を再定義する加藤さんの視点は、地域ビジネスに新たな発想をもたらします。地域資源の活かし方、地元ブランドの創出にも大きなヒントを与えてくれます。
◆ 現場経験×マネジメント力で説得力抜群
企業経営から地方再生、行政との連携までをワンストップで経験している加藤さんは、民間と公的支援の“橋渡し役”としても理想的な存在。その幅広い視野と実行力に裏打ちされた講演内容は、課題を抱えるあらゆる地域・業種に響きます。
講師の講演料について
講演料は、講演内容・開催場所によって異なるため、非公開としています。
料金の目安については、お気軽にお問い合わせください。