上條憲二 かみじょうけんじ

上條憲二

愛知東邦大学 経営学部 教授(ブランド構築論、現代広告論、広告・メディア論など)/日本ブランド経営学会会長/日本マーケティング学会 評議員/日本マーケティング学会 健康経営ブランディング研究会メンバー

プロフィール

大学卒業後、外資系広告会社(I&SBBDO)に入社。主としてマーケティング部門で企業の広告戦略立案に携わる。後に執行役員として会社のマーケティング部門を主管。その後、グローバル規模のメガコミュニケーショングループであるオムニコムグループのブランドコンサルティングファーム・インターブランドの日本法人のエグゼクティブディレクターとして大手企業のブランディングに携わる。
2014年、愛知県の私立大学・愛知東邦大学の教授としてブランド論、コミュニケーション論などを教える。同時に、ブランディングの責任者として同大学のリブランディングを主導。日本ブランド経営学会会長、日本マーケティング学会評議員。

テーマ

出身・ゆかりの地

経歴

・早稲田大学第一文学部卒
・I&SBBDO執行役員、インターブランドジャパン エグゼクティブディレクターを経て、現在は愛知東邦大学 経営学部 教授
・日本ブランド経営学会会長
・日本マーケティング学会 評議員
・日本マーケティング学会 健康経営ブランディング研究会メンバー

広告会社では、主にマーケティング部門でクライアント企業の広告戦略の立案と実施に従事していた。その後、世界的なブランドコンサルティングファームであるインターブランドの日本法人で、大手企業のリブランディングに携わる。インターブランドは「ブランドは広告やイメージだけでなく、経営戦略そのものである」という考えを持っており、コンサルタントとしてクライアント企業の経営陣やブランド推進委員との密接なミーティングを重ねてきた。その結果、企業自体が大きく変化し、有形無形の利益をもたらしたブランドが数多く誕生している。ブランド経営の効果は信頼に値するものだと感じている。

現在、愛知東邦大学では大学教員としての立場でありながら、大学自体のリブランディングにも取り組んでいる。以前は外部のコンサルタントとして関わっていたが、現在は大学の内部に身を置き、現場のリアルな状況を理解しながらプロジェクトを進める立場にある。つまり、「研究者」「コンサルタント」「現場の実践者」という三つの役割を兼ね備えている存在だ。理論を持つ研究者としての視点、有効な手段を見極めるコンサルタントとしての経験、そして現場の実践者としての感覚をバランスよく保ちながら、プロジェクトを推進していくことが強みだと考えている。

主な講演テーマ

初めてのブランティング
〜基礎の基礎〜

企業にとって「ブランド」は非常に重要です。ブランド価値ランキングのように、ブランドは企業の価値を向上させる役割を果たしています。しかし、「ブランド」という言葉は曖昧です。広告やイメージ、ネーミング、高級品などとは異なります。マーケティング担当者や初心者が「ブランド」を正しく理解することは、日々の業務をより一層効果的にすることにつながります。さらに、自分自身が自然と発想を転換していることに気づくでしょう。 ×

一日でブランド戦略の立て方が分かるようになる
即効即席企画術

「ブランド」という言葉は実に曖昧です。広告やイメージ、高級品やネーミングを指すわけではありません。ブランドとは企業の価値を高めるものであり、場合によっては損なうこともあります。「自社のブランド戦略を担当してほしい」と言われたとき、どう対処するでしょうか。この講座では、通常なら1年以上かかるブランド戦略の作り方を1日で理解し、自分の手で実践していく内容です。おそらく、楽しく取り組めるはずです。なぜなら「こうなりたい」「こうしたい」といった、各自が持つ意欲が自然と引き出されるからです。 ×

合格点以上が取れる、ブランド戦略の企画メソッド
〜チャート式プランニングシステム〜

企業にとって「ブランド」は非常に重要です。ブランド価値ランキングに見られるように、ブランドは企業の価値を向上させる役割を果たしています。しかし、もし「君がブランド担当だ」「今度のブランドは君が責任を持ってほしい」と言われたら、どう対応しますか?何から始めればよいのか、どのように企画書を作成すればよいのか、多くの人が悩むことでしょう。正解は一つではありませんが、少なくとも「合格点」を目指すことは可能です。このセミナーでは、私の長年の企画経験を基に「仕組み」をチャート化し、誰でも合格点を取れるようにしています。ぜひ、参加してみてください。 ×

ブランドのコアをどう見つけるか
〜ブランドコンセプトを探る、決める、使う〜

企業にとって「ブランド」は非常に重要です。ブランド価値ランキングに示されるように、ブランドは企業の価値を向上させる役割を果たします。しかし、「ブランド戦略を任されたが、どこから始めればいいのか分からない」「自社のブランディングが実現できるのか不安だ」といった悩みを抱えることもあります。これらの悩みは、ブランドの本質を深く掘り下げたり、見極める力が不足しているためです。ブランドには、コアとなる基盤—コンセプト、バリュー、ミッション、パーソナリティ、世界観、ストーリー—が不可欠です。それらをどのように導き出すかは、まるで魔法のように、あるいは地道な考古学者のように、「宝」を見つける過程です。 ×

企業の底力を確実に高める
ブランドエンゲージメント(教育)の実践ノウハウ

企業の成長を促進するための鍵は何でしょうか。それは、当然のことながら、社員の働きとモチベーションです。しかし、精神論だけでは社員を動かすことはできません。社員が何を目指し、何をすべきかを理解し、納得しない限り、実際には動きません。社員がビジョン(ブランドコンセプト、自社が存在する意義や理念)に共鳴する時、これまで以上の力を発揮するのです。

従来の研修は「一般的に優秀な社員」を育てることが多いですが、「その会社にとって不可欠なブランドパーソン」を育成するとは限りません。この研修では、その企業独自の発想力、思考習慣、行動様式、振り返る力を養成します。 ×

なぜ、BtoB企業にブランディングが必要か

多くのBtoB企業担当者は、「ブランディングはBtoC企業専用のもの」と考えがちですが、それは誤解です。実際、世界のブランド価値ランキングにも多数のBtoB企業が含まれています。BtoB企業にとってもブランディングは重要であり、その必要性や効果、具体的な方法について解説します。 ×

ブランドで組織の壁を乗り越えろ
〜ロゴマークを変えることはブランディングではない〜

もし各組織が自分たちの都合で独自に動き出してしまった場合、大きな機会損失が生じる可能性があります。これは、社内の組織間の連携不足から起こる問題です。ブランドは単なるイメージや表面的なものではなく、その企業の本質的な存在価値を示すものであり、企業固有の判断基準です。企業が自分の理念に共鳴するとき、予想外の力を発揮することがあります。組織の壁を越えるのは、経営者の激励や精神論ではありません。ブランドが組織内の障壁を取り払い、組織全体を強化します。

従来の研修は、「一般的に優れた社員」を育てることが多いですが、「その企業にとって欠かせないブランドパーソン」を育成するとは限りません。この研修は、業界特有の考え方や行動様式、そして振り返りの力を育むことに焦点を当てています。 ×

中小企業の経営に効果!
企業の底力を確実に高めるブランディング

ブランディングは単なる広告やイメージ、さらには高級品のことではありません。「ブランドは広告なしで売れる仕組み」とも言われるように、ブランドは重要な経営資源の一つです。人材、資金、情報と並んで、ブランドも経営において欠かせない資源です。ちょっとした考え方の変化によって、経営に新たな強力な武器を加えることができます。 ×

経営者が知っておくべきブランド戦略

ブランディングは単なる広告やイメージ、さらには高級品のことではありません。「ブランドは広告なしで売れる仕組み」とも言われるように、ブランドは重要な経営資源の一つです。人材、資金、情報と並んで、ブランドも経営において欠かせない資源です。ちょっとした考え方の変化によって、経営に新たな強力な武器を加えることができます。 ×

経営者が知っておくべきブランディングロードマップ
〜どうやって「あるべき姿」を実現させるか〜

ブランディングは単なる広告やイメージ、さらには高級品のことではありません。「ブランドは広告なしで売れる仕組み」とも言われるように、ブランドは重要な経営資源の一つです。人材、資金、情報と並んで、ブランドも経営において欠かせない資源です。ちょっとした考え方の変化によって、経営に新たな強力な武器を加えることができます。 ×

『効くコミュニケーション戦略』の組み立て方

コミュニケーション戦略を構築する際には、守るべきルールとポイントがあります。消費者の動機やコミュニケーションチャネルの特性を考慮することで、誰にでも効果的な戦略を設計することが可能です。 ×

必ず合格点が取れる企画書の書き方

企画書を作成する際には守るべきルールがあります。これを習得すれば、70点の企画書を作成することが可能です。一度基準を満たせば、その自信をもとに常に一定以上の品質の企画書が書けるようになります。この講義では、その方法を詳細に教えます。 ×

プレゼンテーションの基礎の基礎

プレゼンテーションは単に見栄えよく話すことではありません。伝える内容に確信を持つことができれば、成功の半分は達成したも同然です。この講義では、普通の人を「優れたプレゼンター」に変える方法をお教えします。 ×

書籍・メディア出演

書籍紹介

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ブランディング7つの原則
ブランディング・ドキュメンタリー ブランディングによる経営改革挑戦 前編
ブランディング・ドキュメンタリー ブランディングによる経営改革挑戦 後編
超実践!ブランドマネジメント入門
× ブランディング7つの原則

ブランディング7つの原則

●海外企業による大規模なM&Aや、国内市場の縮小に伴う企業再編、東京オリンピック・パラリンピックの開催や外国人観光客の増加など、日本を取り巻く環境は、企業や自治体がブランディングを進める大きな要因となっている。 ●しかし、ものづくりへのこだわりから、ブランドマネジメントが弱い企業が多く、欧米だけでなく中韓の企業にも遅れをとっている状況が見られる。 ●本書では、グローバル経営時代に欠かせないブランディング手法を、最新の事例とともに解説している。 ●IT関連企業、教育機関、テレビ局、食品業界、ゲームメーカーなど、さまざまな業種のケーススタディを紹介しており、さらに著者が発表した「グローバルブランドTOP100」や「日本のグローバルブランドTOP40」といったランキングデータも収録している。

× ブランディング・ドキュメンタリー ブランディングによる経営改革挑戦 前編

ブランディング・ドキュメンタリー ブランディングによる経営改革挑戦 前編

「ブランディング」「ブランド」など、最近よく耳にする言葉ですが、多くの人はそれらを広告やプロモーション、あるいは大企業やBtoCに限定したものと考えがちです。しかし実際は、そうではありません。ブランドは経営の中心にある概念であり、ブランディングとは経営そのものを意味します。業種や規模、組織形態に関わらず、どんな企業でも重要な要素です。

ブランディングとは、その組織の「宝」ともいえる独自の価値やコンセプトを見つけ、それを基盤に事業活動を進めることです。この本は、ある地方私立大学がブランディングを通じて経営改革に挑戦したドキュメンタリーを紹介しています。学術書でもなく、コンサルタントの指南書でもないこの本は、ブランドの研究者、コンサルタント、そして現場の実践者である著者が、ブランディングの理論や実践、現場での取り組みをリアルに描いています。

各章は「ドキュメンタリーパート」と「解説パート(ブランディングのポイント)」で構成されており、初心者にも理解しやすく、実際にブランディングに挑戦する一歩を踏み出す勇気を与えてくれる内容となっています。なお、この大学はブランディングの実施によって徐々に成果を上げ、2019年には大学界で初となる「Japan Branding Awards 2019」(インターブランド主催)を受賞しました。

× ブランディング・ドキュメンタリー ブランディングによる経営改革挑戦 後編

ブランディング・ドキュメンタリー ブランディングによる経営改革挑戦 後編

「ブランディング」や「ブランド」という言葉は、最近よく耳にするものの、広告やプロモーション、または大企業やBtoC向けの戦略として考えられがちです。しかし、実際はそうではなく、ブランドは経営の基盤であり、ブランディングは経営そのものと言えます。業種や規模、組織形態に関係なく、すべての企業や組織にとって重要な取り組みです。

ブランディングとは、その組織独自の価値、つまり「固有の強み」や「らしさ」を見つけ、それを基にした事業展開を行うことを指します。この本は、地方の私立大学がブランディングを通じて経営改革に挑戦したドキュメンタリーです。学術書やコンサルタント本ではなく、著者がブランド研究者であり、コンサルタントであり、そして実践者としての視点から、ブランディングの理論と実践、現場でのリアルな取り組みを記しています。

本の構成は「ドキュメンタリーパート」と「ブランディングのポイントを解説するパート」に分かれており、初めての人にも理解しやすく、自然と第一歩を踏み出せるように設計されています。また、この大学はブランディングの実施により徐々に成果を上げ、2019年には日本の大学として初めて「Japan Branding Awards 2019」(インターブランド主催)を受賞しています。

× 超実践!ブランドマネジメント入門

超実践!ブランドマネジメント入門

広報担当者、事業責任者、経営者におすすめの必読書
ブランドの基礎から活用方法まで、この1冊ですべてが学べる!

インターブランドジャパンCEO、並木将仁氏も推奨!
ーーー「ブランディング」で会社はより強くなる!

【ブランディングとブランドマネジメントの違い】
◆ブランディング→自社のブランドを作り上げること
◆ブランドマネジメント→ブランドとなる価値を見つけ、それをブランディングし、出来上がったブランドを経営に活用すること

会社のブランディングを単なるマーケティングやプロモーション活動として捉えるのは非常に惜しいことです。
ブランドマネジメントを通じて、あなたの会社はもっと愛される存在に変わっていけます。

書籍

  • 「ブランディング7つの原則」(2012年 日本経済新聞出版社 共著)
  • 「21世紀のマスコミシリーズ『広告』」(1997年 大月書店 共著)
  • 「超実践!ブランドマネジメント入門」 (2022 年 2 月 ディスカヴァー・トゥエンティワン 単著)
  • 「ブランディング・ドキュメンタリー ブランディングによる経営改革挑戦 前編(電子書籍)」(2023 年 11 月 単著)
  • 「ブランディング・ドキュメンタリー ブランディングによる経営改革挑戦 後編(電子書籍)」(2024 年 1 月 単著)
  • 「品牌管理实战入门」(超実践ブランドマネジメント入門の中国語版)

講演実績

  • ①SMBC コンサルティングセミナー
  • 「マーケティングの基本と戦略の立て方」(2010 年)
  • 「初心者にもわかるブランド戦略入門」(2009 年、2010 年)
  • ②グローバルプロフェッショナルズ創造戦略プロジェクト
  • ③団体セミナー
  • ・富山県総合地域スポーツマネージャー育成 「住民啓発の手法」
  • ・北海道留萌市青年商工会議所 新春セミナー 「留萌ブランドを売り込め」
  • ・長野県松本市上土町 「商店街をブランディングする」
  • ・長野県松本薬剤師会 「薬局活性化とブランド活動」
  • ・中部生産性本部 「ブランド価値向上につながる広報活動」
  • ・愛知東邦大学・地域創造研究所シンポジウム
  • ・ユマニテク短期大学「大学ブランディングの進め方」
  • ・大学コンソーシアム京都 SD ゼミナール「大学ブランディングの進め方」
  • ・ANJ新経営者クラプ 「企業経営とブランド」
  • ④企業向け主要ブランド教育セミナー(実績)
  • ・大和ハウスグループ 次世代戦略人材育成 ・パナソニック コーポレートブランド室 ブランド研修
  • ・トヨタ自動車 宣伝部ブランド研修 ・小林製薬 研究開発者対象 マーケティング研修
  • ・J:COM 新入社員研修/中堅社員ブランド研修 ・クリナップ ブランドキーパーソン研修
  • ・モルテン ブランドキーパーソン研究(ブランドユニバーシティ) ・日立アロカ ブランドキーパーソン研修
  • ・ナブコ(自動ドア) ブランドキーパーソン研修 ・JTB グローバル責任者研修
  • ・タカラトミー 経営塾(次世代人材)研修 ・三菱重工 ブランドキーパーソン研修
  • ・NEXCO 中日本 ブランドキーパーソン研修 ・中京テレビ CI プロジェクト セミナー
  • ・TOHO マーケティング(東宝グループ) ブランド研修 ・三重電子 ブランディングプロジェクト ほか
  • ⑤インターブランドジャパンにおける定期的なオープンセミナー
  • 「ブランドで企業の底力を向上させるノウハウ」
  • 「ブランドで組織の壁を乗り越えろ」
  • 「危機に際して企業はどうブランドを活かすか」
  • 「不況期のブランド戦略」
  • 「ブランド価値を向上させるコミュニケーション活動」
  • ⑥株式会社バーニャ・カウダ ブランドコンサルタント育成講座
  • ⑦学会における論文・レポート発表
  • -1.日本マーケティング学会
  • ・2015 年「企業のブランド価値向上につながるブランドエンゲージメントの有効性」(論文)
  • ・2016 年「ブランドコンセプトをいかに発信するか、浸透させるか」(レポート)
  • ・2018 年「小規模私立大学におけるブランディングの有効性」(論文)
  • -2.日本ブランド経営学会
  • ・2019 年 4 月、設立以降、毎年の基調講演

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