高田敦史 たかだあつし
経歴
1961年、奈良県に生まれ、桐朋中学校および桐朋高等学校を経て、一橋大学を卒業した。1985年にトヨタ自動車株式会社に入社し、宣伝部に配属される。ここで、イベント企画やメディア手配、広告制作などの業務を広範に経験した。1993年には商品企画部に異動し、消費者のライフスタイル分析と新コンセプト車の企画に従事。Will ViやFun Cargo(現・ラクティス)といった若者向けの車両を市場に投入する。
2000年には海外駐在となり、タイで現地生産モデルの商品企画および広告企画を担当。その後、シンガポールに移り、アジア全域の商品企画責任者として活躍した。2005年にはアジアから帰国し、再び商品企画部に配属。クラウン、86、レクサス各モデルの商品企画担当室長を務め、その後、全モデルおよび全世界の導入プラン作成担当室長に就任する。
2009年には宣伝部の別会社化プロジェクトであるToyota Marketing Japanの担当をし、分社化後はマーケティングディレクターとして、REBORNプロジェクトなどを通じてトヨタの新しいイメージ作りに貢献した。2012年には本社に戻り、レクサスブランドマネジメント部長に就任。グローバル規模でのリブランド活動を推進し、斬新な広告やイベントを通じて“クール”な高級車ブランドへと変革を果たした。
2016年にはA.T. Marketing Solutionを設立し、マーケティング戦略の企画からブランディング、コミュニケーションの実施施策に関するコンサルティング業務を行っている。また、経済産業省の産地ブランディング活動(Local Creators’ Market)のプロデューサーや、一般社団法人ブランドマネージャー認定協会のアドバイザー、広島修道大学の非常勤講師としても活動している。
主な講演テーマ
「トヨタで学んだ組織マネジメント~チャレンジできる組織に変革する~」
「トヨタで学んだリーダーシップ~組織の士気を高めチャレンジ集団を作る~」
「トヨタで学んだカイゼン文化と変革マインド」
トヨタの強みであるカイゼン文化は製造現場だけの話ではない。事務部門においても、徹底した現状分析と問題解決の手法がOJT(教え教えられる文化)を通じて脈々と伝えられている。一方、最近では過去の成功に安住せず、トヨタ自身を変革する動きも活性化している。トヨタの両面を体験した経験から、トヨタの伝統的な強みと更にそれを変えていこうとする取り組みについてお話します。 ×
「レクサスのブランド戦略」
1989年に誕生したレクサスは、究極の品質とおもてなしの接客によりわずか10年で米国ナンバー1の高級車ブランドとなった。その後も欧州、中近東、日本、中国にも導入を進めながら、2010年以降は大胆なブランドポジショニングの変更により進化を続けている。商品企画、ブランディングの両面から長年レクサスに関わってきた経験から、レクサスの戦略について具体的な話をするとともに、富裕層向けマーケティングについての示唆をご提供します。 ×
「レクサスのホスピタリティ戦略~感動体験をブランドにする~」
日本発のグルーバル高級ブランド「レクサス」は1989年にアメリカから導入された。その成功の背景には「究極の品質」に加えて、販売店舗での徹底したホスピタリティにあった。特に、2005年の日本市場導入時には、「クルマだけではなくCS(お客様の満足)を売る」という掛け声の下で、今までの自動車販売の常識を超えた様々な施策が導入された。レクサスのおもてなしは、販売現場を「営業の場」を超えた「ブランディングスポット」に変えたのである。 ×
「マーケティングの実践的活用」
多くの企業がマーケティングという言葉を使っているが、その定義や役割を明確に理解している社員は多くありません。トヨタ自動車での長年の実務経験や独立後の実例もふまえながら、「組織人として使えるマーケティング」、例えば、マーケティングとセールスのあるべき関係、マーケティングにおけるブランディングの役割等について分かりやすくお話します。 ×
書籍・メディア出演
書籍紹介
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45歳の壁 55歳の谷 自分らしく「勝つ!」サラリーマンのための6つのシナリオ
サラリーマンの皆さんへ。
その壁、打破することができます。
サラリーマンが直面する大きな節目には、主に二つがあります。一つ目は「45歳の壁」です。これは多くの人が昇進の機会を失い、出世の限界を迎える時期を指します。二つ目は「55歳の谷」とも呼ばれる役職定年です。これから40代を迎えるサラリーマンの皆さんは、ただ「働かないおじさん」になってはいけません。国が65歳定年を導入し、企業が解雇条件の緩和を始めたため、働かないシニア社員を放置することは若い社員への示しがつかなくなっています。会社員としての40年のうち、前半の20年(〜45歳)は出世や転職などの可能性がありますが、後半の20年(45〜60歳)は自分の限界を理解し、「自分の居場所」を確保することが重要です。本書は、そんな変化に対応するための「超実践的」な「解決の書」です。
トヨタを54歳で退職し、その後もコンサルタントとして活躍する著者の経験と、サラリーマン1800人へのアンケート結果から導き出された、70歳まで働くための処方箋として、次の6つのキャリアシナリオが提案されています。
社内出世型
スペシャリスト型
社内再活躍型
副業両立型
シニア転職型
シニア独立型
著者は社会人人生のほとんどをサラリーマンとして過ごし、その中で得た経験から、サラリーマンのやりがいや困難も深く理解しています。彼が提供する考察と提案は、単なるビジネス啓発書とは異なり、現実的で地に足の着いた内容となっています。
会社を50代で辞めて勝つ!「終わった人」にならないための45のルール
★ 40代からでも遅くない、50代からでも早すぎない。成功する「会社の辞め方」をお教えします!
★ 「人生100年時代」は70歳までは働く時代です。定年延長後に会社に残ることができても、給料や仕事の面で「終わった人」になってしまっては意味がありません。実際、会社は「50歳を過ぎたら早く辞めてほしい」と考えているのが本音です。
★ 仕事のピークである50代(あとは下り坂が待っている...)。中高年の独立には多くの「追い風」が吹いています。チャレンジ精神を持たずに寂しい人生を送らないためにも、50代で会社を辞めて新たなスタートを切ることが人生の勝者への道です。
★ トヨタの部長職を務めた後、54歳でフリーランスに転身した著者が、自らの実体験をもとに解説する、令和時代ならではの自分流セカンドキャリアの築き方。50代で会社を辞め、フリーランスとして成功するための心得を紹介します。
★ 定年を控えた方々や、人生100年時代におけるキャリアや人生設計を考えるすべての会社員必読の一冊です。
メディア
- NewsPicks×J-WAVE「PICK ONE」
- 新刊JP『「自分から辞めて」50歳以上を待ち受ける企業のホンネとは』
- 日経ビジネスオンライン「会社辞めて勝つ 50代での独立、元トヨタ部長が指南」
- エイチ「“驚きに満ちた体験”を提供するレクサスのブランディング」
- Agenda note「レクサスに学ぶ「ファン育成」 鍵は人による“リアルな関係性”にあった」
- 宣伝会議「宣伝部が知っておくべき基礎知識、広告を可視化して社内理解を得る!」
- ダイヤモンド・オンライン『「究極の品質」から「感情」へ日本発の世界ブランドが挑むマーケティングの模索』
- THE PAGE「レクサスがカフェを経営する理由」
- 東洋経済オンライン『クルマ無し!「レクサス」新ショールーム戦略』
- AERA dot.「アウディ、ベンツ、レクサス それぞれの高級車ブランドがカフェを重視する理由」
- Harvard Business Review『豊田章男がレクサスの「テストドライバー」』
- AERA dot.レクサス好調の理由は「ラグジュアリーの価値が、他人基準から自分基準にシフトしたから」
- 宣伝会議『レクサスというブランドの原点となる空間「INTERSECT BY LEXUS」』
- 一般財団法人 ブランド・マネージャー認定協会『“日本主導”のマネジメントが「レクサス」のブランディングに必要だった』
書籍
- 『45歳の壁 55歳の谷 自分らしく「勝つ!」サラリーマンのための6つのシナリオ』(高陵社書店)
- 『会社を50代で辞めて勝つ!「終わった人」にならないための45のルール』()
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- トヨタ自動車
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