東明有美 とうめいゆみ
関東学園大学経済学部経営学科准教授/元サッカー日本女子代表/ビジネスコーチ
プロフィール
女子サッカーの発展に多大な貢献をした第一人者。日本代表としてアトランタ五輪やワールドカップなど国際大会に数多く出場。かつてはプリマハムFCくノー(現・伊賀FC)でプレーし、サッカーの技術とリーダーシップで長くキャプテンを務めた。引退後は電通に入社し、女子サッカーの発展に向けてマネジメントを担当。また、(財)日本サッカー協会からは初の女性JFAアンバサダーに選出された。
2009年には順天堂大学大学院で学び、2014年に博士号を取得。2017年4月からは関東学園大学経済学部経営学科准教授として教鞭を執っている。特にスポーツ視点の社会行動学の研究から得た知識を活かし、組織やチームビルディングに関する講義で学生から高い支持を受けている。さらに、リーダーシップやフォロワーシップ、チームビルディングについて、ビジネス向けに分かりやすく伝える講演や執筆活動も行っており、幅広いビジネスマンに役立つと評判。競技者としての経験だけでなく、ビジネスの現場でも経験を積んでおり、その実績が高く評価されている。現在は講演活動を通じてビジネスコーチとしても活躍し、雑誌「PRESIDENT」オンラインなどでもスポーツからビジネスへの転換について発信している。
テーマ
出身・ゆかりの地
経歴
岐阜県で生まれ、兄の影響でサッカーを始める。1988年、日本女子サッカーリーグのプリマハムFCくノー(現・伊賀FC)に入団し、女子代表選手としてのキャリアをスタートさせる。1993年には日本女子代表に選出され、翌年の1994年には広島で開催されたアジア大会に出場し、1995年にはスウェーデンで行われた女子ワールドカップに出場した。
天理大学体育学部を卒業し、卒業論文では「女子サッカー選手の性格分析」をテーマに研究を行った。その後、プリマハム株式会社に入社し、1996年にはアトランタオリンピックに出場。1998年にはバンコクで行われたアジア大会にも参加したが、同年にプリマハム株式会社を退社し、大阪教育大学教育学部修士課程に進学した。
1999年にはアメリカで開催された女子ワールドカップに出場し、2000年に現役を引退。大阪教育大学で教育学修士課程を修了し、修士論文では「女子サッカーの日米比較研究」をテーマに研究を深めた。
その後、株式会社電通に入社するも、2005年に退社。2007年には財団法人日本サッカー協会の女子アンバサダーに就任し、「心のプロジェクト」の夢先生も務める。また、NPO法人日本オリンピアンズ協会の代議員としても活動し、2009年には順天堂大学大学院スポーツ健康科学研究科に入学。組織、女性、リーダーシップをテーマに、スポーツ界における女性の社会的発言力や性差によるマネジメント力の違いを研究した。
2011年には日本サッカー協会の国際委員に就任し、以降、公益財団法人日本サッカー協会国際委員など多くのスポーツ団体で委員を務める。2014年には博士号を取得し、現在は講演活動を行い、ビジネスコーチとして企業コンサルティングにも携わる。2017年からは関東学園大学経済学部経営学科准教授として、ジェンダーやスポーツビジネスなど多角的な視点で学生を指導している。
主な講演テーマ
女子サッカー日本代表の勝てる!
モチベーション・コントロール術
女子サッカー日本代表は強豪国を次々に撃破し、ワールドカップで優勝を果たしました。彼女たちの強さの秘密は、高いモチベーションの維持にあります。どうすればモチベーションを高く保ち、長期間維持することができるのか。モチベーション理論を通じて女子サッカー日本代表の成功の秘けつを解き明かし、勝利に導く組織におけるモチベーション管理術をお伝えします。 ×
世界No.1のリーダーシップ
〜女子サッカー日本代表に学ぶ強いリーダー〜
組織内で目標を達成するためには、リーダーの存在が不可欠です。優れたリーダーが率いるチームは力強く成長します。この原則はサッカーチームにも当てはまります。しかし、リーダーシップとは何か、リーダーに必要な資質とは何か、という問いに答えることは容易ではありません。多くの人がこの点で詰まってしまうことでしょう。
私自身のサッカー選手としての経験を通じて、リーダーの役割や必要な資質について学術的なリーダーシップ論と結びつけて分析し、皆さんにとってリーダーシップの本質や必要な資質について考えるきっかけとなる内容をお届けします。 ×
女子サッカー日本代表に学ぶ世界一のチームワーク
女子サッカー日本代表がワールドカップで優勝できた要因は何でしょうか? 選手それぞれの高いスキルも重要ですが、それ以上にチームとしての結束力が大きな役割を果たしました。チームとは何か、そしてチームとしての使命を選手全員が理解し、個々の役割を確実に果たすことが、女子サッカー日本代表を勝利に導いた要因と言えます。しかし、これを実現するのは容易なことではありませんでした。選手たちの努力とともに築かれた最強のチームについて、具体的なエピソードを交えてお話しします。 ×
講演実績
- 香港日本人学校
- ニューヨーク日本人学校
- ニュージャージー日本人学校
- 則武若鮎サッカー少年団
- 大分県公立高等学校教職員組合
- 日産労連
- 大成ロテック
- 八女筑後地区学校保健会
- 文京区窪町小学校
- 株式会社サイゼリヤ
- 三井住友カード株式会社
- SMBCファイナンスサービス株式会社
- 関西リコー会
- 明治フレッシュネットワーク
- 村田製作所
- 日立プラ ントサービス
- 日立情報通信エンジニアリング
- キリングループ労働組合連合会
- F5ネットワークスジャパン
- 他多数