森永康平 もりながこうへい
経歴
1985年、埼玉県所沢市に生まれ、経済評論家の森永卓郎氏の長男として育つ。
幼少期には、ぜんそくとアトピーに悩まされ、運動をすることができなかったため、周囲の同年代の子どもたちが外でサッカーやバスケをして遊ぶ中、康平氏は教室で静かに絵を描いて過ごすことが多かった。お絵描きには、父親が仕事から持ち帰ってきた不要になった経済レポートの裏紙を使っていた。
次第に、そのレポートに何が書かれているのか興味を抱くようになる。読んでみたものの内容が理解できず、父に助けを求めるも「自分で調べなさい」と言われ、2冊の分厚い経済学の教科書を渡された。
父の影響で、経済に対する興味を早い段階から持ち、中学生の頃から独学で経済を学び始めた。その知識は、やがて株式投資にもつながり、大学時代には株式投資に熱中するようになる。金融リテラシーの基礎を早くから築いた彼のキャリアは、学生時代からすでに明確に経済・金融に向かっていた。
■キャリアのスタート
2007年、明治大学政治経済学部経済学科を卒業後、SBIホールディングスに入社。
アナリスト・ストラテジストとして活躍し、日本の中小型株や新興国経済のリサーチ業務を担当。その後、インドネシアや台湾など、アジアのさまざまな国で新規事業の立ち上げや法人設立に携わり、事業責任者やCEOを歴任。
■「株式会社マネネ」の創業
2018年6月には、金融教育を普及させることを目的としたベンチャー企業「株式会社マネネ」を設立。親子で学べる金融教育セミナーを全国で開催し、幅広い層に対して金融リテラシー向上のための支援活動を行っている。
■メディアでの活躍
康平氏は、テレビ、ラジオ、オンラインメディアなど、さまざまなプラットフォームでその経済知識を発信している。
・テレビ出演
主に経済ニュース番組に出演し、経済アナリストとして専門的な解説を行っている。特に、経済指標や金融市場に関する深い洞察を視聴者にわかりやすく伝えるスタイルは、多くの支持を得ている。
・ラジオ出演
ラジオにも積極的に出演。
文化放送の「おはよう寺ちゃん」では水曜日レギュラーコメンテーターとして活躍しており、独自の分析や鋭い視点で経済ニュースを一刀両断する辛口コメントが人気を集めている。
・オンラインメディア・執筆活動
オンラインメディアでも積極的に執筆活動を行い、経済や投資に関する専門的な記事を寄稿。身近なテーマをマクロからミクロまで様々な角度から読み解きながら解説する。
・YouTubeでの情報発信
YouTubeでは2つのチャンネルを運営しており、こちらでも経済に関する知見を幅広く発信している。
「森永康平のリアル経済学」
このチャンネルでは、視聴者と一緒に実際の経済を体験しながら、新しい経済学を築き上げていくことを目的としている。父・森永卓郎氏との親子動画は特に好評で、親しみやすい雰囲気の中にも鋭い経済分析が光る。
「森永康平のビズアップチャンネル」
株式会社ビズアップ総研とのコラボレーションチャンネル。特にビジネスパーソンをターゲットにしており、政治経済、金融、投資、ビジネスなど幅広く情報を発信。ゲスト講師との対談も同チャンネルの魅力のひとつとなっている。
・著書・出版物
執筆活動も積極的に行っており、多数の著書を発表している。代表的な作品には、父・森永卓郎氏との共著である『親子ゼニ問答』(角川新書)や、経済に関する著書『スタグフレーションの時代』(宝島社新書)などがある。これらの書籍では、難解な経済の仕組みを分かりやすく解説し、読者に対して実践的な経済知識を提供している。
■「闘う経済アナリスト」格闘技への情熱
森永康平氏は、経済アナリストとしての活躍に加え、格闘技にも情熱を注いでいる。
2023年9月からアマチュアとしてキックボクシングやMMA(総合格闘技)の試合に参戦し、初代55kg級の王者にも輝いている。
小学生の頃から格闘技観戦が大好きで、高校時代は柔道に打ち込み、初段を持つ。大学時代には、2年間空手道場にも通っている。
経済アナリストとしての道を歩む中で、康平氏が格闘技を始めた理由の一つには、「10代、20代の若者に政治・経済に興味を持ってもらうきっかけを作りたい」という強い想いがあった。若者がもっと興味を持って学ぶことができる手段を模索していたとき、今、若者の間で格闘技が盛り上がっていると聞き、自ら挑戦することに決めた。
主な講演テーマ
データから見る日本経済と世界経済
新NISAとつみたて投資
新NISAが開始され、将来のために投資を始めたいと思っているけれど、どこから手を付ければいいのかわからない方や、始めたはいいものの正しいやり方に自信が持てない方におすすめ。新NISAの基本的な情報だけでなく、安全な資産を築くために必要な「やるべきこと」「買うべきもの」、さらには「必要なメンタリティー」についても詳しく解説。 ×
子どもでも分かるお金の基本
高校で「金融教育」の授業が必修化されるなど、 子どもたちの金融教育への関心が高まっている昨今。お金の使い方や守り方などを分かりやすく解説。 ×
書籍・メディア出演
書籍紹介
クリックすると、詳細が表示されます。
スタグフレーションの時代
商品の価格は上昇している一方で、労働者の給料は下がり、購買力が衰えています。これは、モノと労働の価格が共に上昇するタイプのインフレではなく、商品のみが値上がりする『スタグフレーション』の状況です。一般的に教科書で軽く触れられるだけの経済用語が、日本で現実のものとなりつつあります。この現象の背後にある理由とそのメカニズム、そしてスタグフレーションをこれ以上悪化させないための対策を、若手の人気経済評論家が明解に解説します。
親子ゼニ問答
「『老後2000万円不足』という問題が注目されるなか、金融教育の重要性がクローズアップされています。しかし、多くの日本人はまだ効果的なお金の管理方法を学んでいません。経済アナリストの森永親子が、生活に必要なお金の知識を分かりやすく伝えます。
経済指標 読み方がわかる事典
投資の基本が理解できる!経済ニュースがスムーズに読めるようになる!初心者でも易しく学べる、経済指標64項目の解説と活用方法!個人投資家、金融業界のプロフェッショナル、経済学を学ぶ学生にも必見の経済基礎知識!
誰も教えてくれないお金と経済のしくみ
お金がどのように生まれ、世の中でどう流通しているのか、日本では金融教育が遅れていると言われる中、経済アナリストであり金融教育の会社を経営する森永康平氏が、お金に苦労しないための知識を分かりやすく解説します。お金を使う、貯める、稼ぐ、増やす、そして減らさない方法から経済の基礎まで、豊富な図解とイラストを使ってスムーズに理解できる一冊です。
書籍
- 『スタグフレーションの時代』(宝島社新書)
- 父・森永卓郎との共著『親子ゼニ問答』(角川新書)
- 『経済指標 読み方がわかる事典』(日本実業出版社)
- 『誰も教えてくれないお金と経済のしくみ』(あさ出版)
- 『「国の借金は問題ない」って本当ですか?』(技術評論社)
- 『いちばんカンタン つみたて投資の教科書』(あさ出版)
- 『MMTが日本を救う』(宝島社)
- 『毎月1万円で2000万円つくる!つみたて投資』(明日香出版社)
- 『0からわかる!金利&為替超入門』(ソシム)
- 『お金と経済のしくみ』(あさ出版)
- 『マンガでわかるお金の本』(大和書房)
- 『大値上がり時代のスゴイお金戦略』(扶桑社)
- など多数
テレビ
- TBS 「Nスタ」、「情報7daysニュースキャスター」、「がっちりマンデー!!」
- フジテレビ「全力!脱力タイムズ」
- テレビ朝日「報道ステーション」、「ビートたけしのTVタックル」、「なっ得!マネー先生~令和のお金サバイバル塾~」
- 朝日放送「正義のミカタ」、「モヤモヤ解SHOW!ニュース大明神 〜迷えるボクらを導きたまえ!〜」
- 読売テレビ「情報ライブ ミヤネ屋」、「そこまで言って委員会NP」
- TOKYO MX「バラいろダンディ」
ラジオ
- 文化放送「おはよう寺ちゃん」
- 文化放送「田村淳のNewsCLUB」
- ニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー!」
- ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」
- MBSラジオ「上泉雄一のええなぁ!」
- ラジオNIKKEI「カブりつき・マーケット情報局」、「マーケットプレス」
WEB
- YouTube「宮迫博之のサコるニュース」
- ABEMAヒルズ、Abema Prime
- NewsPicks
雑誌・新聞等
- 日本経済新聞
- 毎日新聞
- 読売新聞
- 東洋経済
- エコノミスト
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- 週刊SPA!PRESIDENT
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