宇野常寛 うのつねひろ
経歴
評論家。1978年生。批評誌〈PLANETS〉編集長。
著書に『ゼロ年代の想像力』(早川書房)、『リトル・ピープルの時代』(幻冬舎)、『日本文化の論点』(筑摩書房)、『母性のディストピア』(集英社)、『若い読者のためのサブカルチャー論講義録』(朝日新聞出版)。
石破茂との対談『こんな日本をつくりたい』(太田出版)、『遅いインターネット』(幻冬舎)、『砂漠と異人たち』(朝日新聞出版)、『ひとりあそびの教科書』(河出書房新社)など。
立教大学社会学部兼任講師も務める。
主な講演テーマ
情報社会論
(SNS、EC、インターネットと民主主義、インターネット以降の文化産業のあり方、シェアリングエコノミーと消費文化、など)
サブカルチャー論
(オタク系文化論)
書籍・メディア出演
書籍紹介
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遅いインターネット
インターネットは世の中の「速度」を決定的に上げた。
しかしその弊害がさまざまな場面で現出している。世界の分断、排外主義の台頭、ポピュリズムによる民主主義の暴走は「速すぎるインターネット」がもたらすそれの典型例だ。
『遅いインターネット』が主張するこの指摘はコロナ禍とウクライナの戦争が起こる中、悪い意味で加速している。いま改めて最新の分析と対抗策を大幅に加筆しついに文庫化。
インターネットによって本来辿り着くべきだった未来を取り戻すには、今何が必要なのか。気鋭の評論家が提言する。
ゼロ年代の想像力
かつて社会は「大きな物語」に支えられていた。その効力が失われた今、私たちはどう生きていくべきなのか。ゼロ年代に生まれた想像力は新たな物語を提示しえたのか――。文学、アニメ、ゲームからテレビドラマまでを縦横無尽に論じ、停滞する「批評」を1冊で再起動させた、宇野常寛による衝撃のデビュー評論。2008年の単行本版発売以降、3.11後までを総括する、4万1千字の語りおろし原稿を追加して待望の文庫化。
リトル・ピープルの時代
「歴史」や「国民国家」のような「大きな物語」(ビッグ・ブラザー)で自分の生を意味づけることができなくなった今。誰もが「小さな父」(リトル・ピープル)としてフラットに蠢(うごめ)くこの世界を、僕たちはどう捉え、どう生きるのか。「村上春樹」「仮面ライダー」「震災」を手がかりに、戦後日本の変貌とこれからを大胆かつ緻密に描き出した現代社会論の名著。
ひとりあそびの教科書
たくさん「ひとりあそび」の方法を知ってから大人になる人こそが、世界を面白くできる――他人の見方や他人からの評価などを気にせず、純粋に、自分が触れたものに喜びを感じる方法を学ぶ。
他の人の反応なんか気にならないくらい、「あそび」に夢中になっていい。
ランニング、虫採り、旅、コレクション、模型、ゲーム、映画……
「みんな」ですることじゃ「ない」楽しいことが、この世界にはたくさんある。
そのことを覚えよう。
書籍
- 「ゼロ年代の想像力」(早川書房)
- 「リトル・ピープルの時代」(幻冬舎)
- 「日本文化の論点」(筑摩書房)
- 「母性のディストピア」(集英社)
- 「若い読者のためのサブカルチャー論講義録」(朝日新聞出版)
- 石破茂氏との対談「こんな日本をつくりたい」(太田出版)
- 「遅いインターネット」(幻冬舎)
- 「砂漠と異人たち」(朝日新聞出版)
- 「ひとりあそびの教科書」(河出書房新社)
- 「チーム・オルタナティブの冒険」(ホーム社)
メディア
- 日本テレビ「スッキリ!!」(レギュラーコメンテーター)
- ニッポン放送「宇野常寛のオールナイトニッポン0(ZERO)」
- J-WAVE「THE HANGOUT」月曜ナビゲーター
- NHKEテレ 100分de名著スペシャル「100分de石ノ森章太郎」
- NHK総合「フェイク·バスターズ」(MC) ほか
講演実績
- 楽天グループ株式会社
- パナソニック株式会社
- 富士フイルムビジネスイノベーション
- コクヨ株式会社
- ニューヨーク日系人会 ほか