河野道成 こうのみちなり

PlayStation4 次世代UI・UX開発プロジェクトリーダー/ネオマデザイン株式会社 代表取締役CEO/KMD(慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科)リサーチャー
プロフィール
ソニー在籍中に、プレイステーションや家電などの先端技術領域で研究開発を手がけた後、ネオマデザインを設立。大手家電・自動車・建材メーカーの新規事業や次世代UI/UXの開発から、フィットネスクラブ・テーマパーク・商業施設の空間体験デザインまで、幅広い領域を横断しながら、人間中心の価値創造に取り組んできた。
常識や慣習にとらわれず、人々の行動や感動を軸に「気づく力」と「創造する力」を活かし、新たな価値を生み出してきた。その知見は、新規事業開発、UI/UXの刷新、ブランド体験の強化、異業種コラボレーションなど、多様なビジネス領域でイノベーションを促す指針となる。開発現場の最前線で培った思考プロセスや発想の源泉を、具体的な事例を交えて紹介し、イノベーション創出や新規事業開発のヒントを提供する。
テーマ
経歴
1992年
横浜国立大学工学部を卒業後、ソニー株式会社にソフトウェアエンジニアとして入社。ユーザーインターフェース(UI)、ネットワークサービス開発、人の感情や体験デザイン(UX)に関わる研究開発に従事。画像認識や音声認識を活用した次世代インタラクションデザイン開発チームのリーダーを務める。
2004年
ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE、現SIE)に出向。プレイステーション3(PS3)やプレイステーション・ポータブル(PSP)のシステム開発、次世代UIアプリやサービスの研究開発リーダーを担当。
2008年
独自のアイキャッチ理論を応用したデジタルサイネージシステム「MITENE」を開発。国内のアパレルショップ、映画館、ショッピングモールなどに導入され、従来の数十倍の視聴率を記録し、業界に革新をもたらす。また、国内初の観客参加型3Dライブ「インタラクティブ3Dライブ」を成功させる。
2010年
プレイステーション4(PS4)の音声UIや次世代家電など、複数のプロジェクトでリーダーを務める。次世代UI開発およびUX(体験価値デザイン)のスペシャリストとして、企画・ディレクション・研究開発・マネジメントを幅広く担当。Sony R&D所長賞、Sony R&D Awardなどを受賞。
2014年
ソニー株式会社を退職(在籍期間中はR&Dと事業部の両方に携わる)。同年9月にネオマデザイン株式会社を設立。
大手家電メーカー、自動車メーカー、建材メーカーなどの新規事業や次世代UI/UXデザインの研究開発に携わる一方、フィットネスクラブ、テーマパーク、大型店舗のフロア空間の体験デザインや企画・ディレクションも手がける。
2015年
慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科付属メディアデザイン研究所(KMD)のリサーチャーに就任。
次世代UI/UXデザイン、メディアデザイン、デジタルサイネージなどの研究や、学生のメンタリングを行う。
2018年
家電や自動車などに搭載され注目を集める音声ユーザーインターフェース(Voice UI)に関するビジネス書 『音声に未来はあるか? インターフェースがビジネスを動かす』 を日経BPより出版。本書は中国語に翻訳され、中国市場でも刊行される。
現在
「Beyond Human Experience(人間の体験を超えて)」をテーマに、空間と時間を人間中心に考え、アナログとデジタル、リアルとバーチャルの融合による新たな価値と体験の創造に取り組む。
家電、自動車、IT業界をはじめ、小売・エンタメ・アパレル・建築業界など、業界を問わず新規事業創出や現場の課題解決、ブランディング、ディレクションを行う。店舗・テーマパーク・ショールームなどの企画ディレクションにも、空間体験デザインの知見を活かして関与。また、これまでの経験をもとに、体験価値の創造や問題発見・課題解決に関する講演・研修・セミナーを実施。
【受賞歴】
・2014年5月:ソニー R&D Award 2013 優秀賞「情報技術開発によるPS4ビジネス立ち上げ貢献」
・2012年3月:ソニー R&D 所長賞「AR技術開発及びビジネス応用検討」
・2002年4月:ソニー BA研究所 ベストテクノクリエイト賞「ネットワークQoS技術開発とビジネス貢献」
・2001年12月:Sony Research Forum 技術賞「ネットワークQoSにおける成果と功績」
【資格・実績】
・照明学会 照明コンサルタント
・特許40件以上出願・多数特許化
・論文発表(海外4件、国内5件以上)
河野道成からの動画
主な講演テーマ
「ソニーの開発現場で学んだイノベーションの源泉~気付く力と創造する力~」
ソニーの開発現場で培った「気付く力」と「創造する力」は、イノベーションを生み出す重要な原動力です。本講演では、実際の開発エピソードを交えながら、試行錯誤や挑戦のプロセスを紹介します。成功事例だけでなく、失敗から得た気付きや学びを共有し、新たな視点で課題に取り組むためのヒントを提供します。さらに、日々の業務で「気付く力」を養い、「創造する力」を伸ばすための具体的な方法を、実体験をもとにわかりやすく解説します。 ×
「気づく力で見つける次の一手~新規ビジネスとイノベーションの種を育てる方法~」
技術やシーズは持っているものの、それを価値やニーズへと昇華できずに悩んでいる方は多いのではないでしょうか。新たなアイデアを生み出し、形にするには、わずかな違和感や小さな気づきを見逃さないことが重要です。
本講演では、エンジニアや新規事業開発担当者が「気づく力」をどのように鍛え、実践で活かせるのかを、実体験を交えてお伝えします。日本人は問題を発見し、解決することに優れていますが、それだけでは未来を創ることはできません。イノベーションを実現するには、まだ見えていないニーズや新たな価値の種を見つける力が必要です。
日々の業務の中で「気づく力」を高める具体的なアプローチや、アイデアを実現へと導く方法を詳しく解説し、気づきをアイデアへと転換し、実現するための道筋を描くヒントを提供します。 ×
「ユーザー視点の落とし穴~エンジニア、マーケッター、デザイナーはどこを向いて開発すべきか~」
ユーザー視点を取り入れた開発は、優れた顧客体験を生み出すために欠かせません。しかし、そのプロセスには多くの課題が潜んでいます。エンジニア、マーケター、デザイナーがユーザーの声を参考にしつつも、どのような判断基準を持ち、どの視点で開発を進めるべきかについて、実際の経験をもとに解説します。
例えば、ユーザー自身が本当に求めているものや抱えている課題を正確に把握できていないことは少なくありません。そのため、ユーザーの意見や要望をそのまま反映するだけでは、本質的な価値を提供できないリスクがあります。さらに、人間の認知にはさまざまなバイアスが影響を与え、文化や宗教的背景が絡むことで、グローバル市場での開発はより複雑になります。
本講演では、ユーザー調査やヒアリングの限界を理解し、バイアスの影響を乗り越えるための考え方や実践的なアプローチを紹介します。また、顧客の潜在的なニーズをどのように見極め、それを製品やサービスに効果的に反映させるか、具体的な事例を交えながら解説し、開発に役立つ新たな視点を提供します。 ×
「プレイステーション4開発プロジェクトから学ぶチームビルディングとリーダーシップ」
「エンジニア集団に求められるチームビルディングとリーダーシップ」
プレイステーションの開発プロジェクトは、最先端技術が集結する革新の場であり、複数のプロジェクトが同時に進行していました。その成功には、強力なリーダーシップと効果的なチームビルディングが欠かせません。
本講演では、次世代UI・UX開発プロジェクトのリーダーとして培った経験をもとに、開発現場のエンジニアや技術職のリーダーが直面する課題への対処法を解説します。チームを一つにまとめるための戦略や、リーダーとしての意思決定のポイント、メンバー同士の協力を引き出すコミュニケーションの工夫など、実践的なノウハウをお伝えします。
さらに、リーダーに求められるビジョンの描き方や、困難な状況に直面した際の具体的な対処法についても解説し、日々の業務ですぐに活かせる知見を提供します。 ×
書籍・メディア出演
書籍紹介
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音声に未来はあるか?
スマートスピーカー、ロボット、家電、車など、さまざまなデバイスに搭載され、注目を集める「音声インターフェース」。直感的に操作できる便利な技術として期待されていますが、一方で「スマートスピーカーを買ったものの、すぐに飽きてしまった」「対話ロボットを導入したが、ほとんど話しかけていない」といった声も少なくありません。
音声インターフェースは決して万能ではなく、その特性を理解することが重要です。得意なことと不得意なことを把握すれば、スマートスピーカーやスマートフォン、ロボットをより快適に使いこなせるようになります。
この技術の最大の特長は「会話ができること」。しかし、自然で魅力的な対話を実現するには、「キャラクター設定」「コンテンツ」「会話スキーム」といった要素が不可欠です。さらに、スムーズなやり取りを可能にする「対話表現」も重要であり、これは高度な技術とUXデザインの知識が求められる分野です。
本書では、音声インターフェースの仕組みをわかりやすく解説し、専門知識がなくても理解できる内容となっています。未来のインターフェースはどのように進化するのか――ぜひ本書を通じて、その可能性を探ってください。
書籍
- 「音声に未来はあるか?」(日経BP社)
ウェブ
- SPECTRUM TOKYO コラム
- みらいワークス インタビュー「ソニーを経てUI・UXデザイナーとして独立。理系の自分がデザインや企画をするとは想像できなかった」
- 株式会社PLAN-B インタビュー「PS4のUXを作った河野 道成が、企業のWEBサイトデザインに対する姿勢を問う」
- パーソル クロステクノロジー インタビュー「PS4のUXを作った男、ネオマデザインの河野道成に聞く、“最高の体験”を作るエンジニアリング」
執筆寄稿
- 「操作・検査のタッチレス化/非接触化のための 設計ポイントと最新動向」(情報機構)
講演実績
- Spectrum Tokyo Festival 2024
- NTTテクノクロス
- KDDI総合研究所
- 京セラ フューチャーデザインラボ
- DENSO ITラボラトリー
- ソニー
- Tech In Asia Tokyo 2016
- デジタルサイネージジャパン2015, 2016
- UX JAM
- UX MILK
- 慶応義塾大学工学部
- その他
講師の講演料について
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