湯浅正太 ゆあさしょうた
一般社団法人Yukuri-te(ゆくりて)代表理事/小児神経科医(小児神経専門医)/小児科医(日本小児科学会専門医)/作家
プロフィール
小児神経科医として、子どもの心のケアを含めたサポートを行いながら、「親子の心の絆を深め、豊かな子どもの心を育てられる社会」を目指して(一社)Yukuri-teを設立した。自身の経験から、「障害のある子どもやその家族が暮らしやすい社会を」という思いを持ち続け、発達障害や知的障害、身体障害といった障害に加え、子どもの人権やいじめ、不登校といった問題にも関心を寄せ、病気やハンディキャップを抱える子どもの兄弟姉妹(きょうだい)の支援にも力を入れている。作家としても執筆や講演活動、各種メディアを通じて幅広く活動している。
テーマ
出身・ゆかりの地
経歴
1981年2月14日生まれ。
2007年3月高知大学医学部卒業。
自治医科大学附属病院、国立精神・神経医療研究センター病院、亀田総合病院(小児科部長)での勤務を経て現職。
主な講演テーマ
育児/仕事における、大人のための心理マネージメント
育児や仕事で多忙な日々を送る大人たちが心の健康を保ち、前向きに生活するための実践的なヒントを提供します。家庭と職場のバランスを取りながら、自分らしい生き方を見つけるための指南書として、多くの人に役立つ内容となっています。 ×
障害や病気のある家族の兄弟姉妹(”きょうだい”)へのアプローチ
障害や病気のある家族を支える兄弟姉妹(“きょうだい”)が直面する課題に焦点を当てた講演です。彼らが抱える孤独感やプレッシャーに寄り添い、適切な支援や声掛けの仕方を提案します。また、きょうだいとしての役割を超え、一人の個人として自分を大切にする方法を具体的に示します。この講演は、家族の絆を深める一助となるでしょう。 ×
ヤングケアラーへのアプローチ
家族の介護や世話を担う「ヤングケアラー」に向けた支援策を提案する講演です。地域や社会全体で支える仕組みを考え、ヤングケアラーが将来に希望を持ち、自分らしい人生を歩むための具体的なサポート方法を紹介します。 ×
不登校の子どもへのアプローチ
不登校の子どもが抱える不安や葛藤に目を向け、一人ひとりに寄り添う支援のあり方を提案します。不登校の背景にある複雑な要因を紐解き、親や教師ができること、そして「子ども自身が一歩踏み出せる環境づくり」について解説。不登校に悩む子どもとその家族に向けた希望のメッセージを伝えます。 ×
幸福を導く子どもへのアプローチ
子どもたちが幸福感を持って成長するために必要な環境やアプローチを解説する講演です。親や教育者が子どもたちの未来をより明るくするためのヒントとなる内容です。 ×
障害(発達障害・知的障害・身体障害、など)
障害のある子どもや家族に対する支援のあり方について、実践的なアプローチを紹介します。発達障害、知的障害、身体障害など、それぞれの特性に応じたサポート法を具体例とともに解説。また、社会全体での理解促進や、本人とその家族が自信を持って日常を送れる環境づくりの重要性についても提案します。 ×
子どもの人権
子どもたちが持つ基本的な権利を守るために何ができるかを明らかにします。子どもたちが安心して成長できる環境づくりや、尊厳を尊重するコミュニケーションのあり方を解説。教育者や保護者、地域社会が子どもの人権を守り、支えるための具体的なステップを提案します。 ×
書籍・メディア出演
書籍紹介
クリックすると、詳細が表示されます。
みんなとおなじくできないよ 障がいのあるおとうととボクのはなし
障害のある「おとうと」を持つ小学生の「ボク」。おとうとを大切に思う一方で、時には恥ずかしさや心配を感じることもあります。そのような複雑な気持ちと向き合いながら、「ボク」が見つけ出した答えとは何でしょうか。この絵本では、障害のある兄弟姉妹を持つ「きょうだい児」ならではの悩みや不安、そして孤独な思いを、当事者の視点で丁寧に描いています。
彼らの気持ちに寄り添い、支えになることを目指すと同時に、障害のある子どもたち自身の心にも温かい光を届ける内容となっています。
ものがたりで考える 医師のためのリベラルアーツ 感情に触れる医師が働き方改革時代に身につけたい倫理観
“正解”はないけれど、答えを見つけることは必要です。あなたならどう向き合いますか?
診察や治療、命と向き合う医師の仕事。その中で、患者さんとの接し方や医療現場での判断には“正解”がなくても、自ら考えて答えを導き出さなければならない場面が多々あります。本書は、医学生や研修医に向けて、倫理的なテーマについて解説する一冊です。
小児科医であり絵本作家でもある著者が、医療現場での具体的なエピソードをもとにした「物語」を通して、読者が自ら考え、倫理観を深められる構成になっています。また、「明日からの診療に役立つ一言」を収録しており、迷いや不安を抱えたときに心の支えとなる内容です。医療に携わる方々にとって、実践に役立つ貴重なガイドブックです。
きょうだい児支援を考える〜障害や病気のある子どもの兄弟姉妹を支える〜 チャイルドヘルス2024年1月号
障害や病気のある子どもの兄弟姉妹(以下、きょうだい児)を支援するための絵本『みんなとおなじくできないよ』(日本図書センター、2021)の作者、湯浅正太と申します。私は、きょうだい児として育ち、多くの悩みを抱えた少年時代を経て、小児神経科医となりました。
現在、医師であり親でもある立場から、コロナ禍や少子高齢化、人口減少といった課題に直面する子どもたちの未来を案じています。とりわけ、家庭の事情を抱えながらSOSを発信できていないかもしれない「きょうだい児」や「ヤングケアラー」と呼ばれる子どもたちに、今の社会がどのように映っているのか、深く考えさせられます。
今回の特集では、「きょうだい児」や「ヤングケアラー」の姿を多角的な視点から浮き彫りにし、社会が彼らにどのようにアプローチできるのかを考える内容となっています。そのために、私自身が日ごろお世話になっている多様な立場の方々にご執筆をお願いしました。結果として、障害や病気とともに生きる人々の温かさを感じられ、支援のヒントを得られる内容に仕上がりました。
最後に、原稿を執筆いただいた皆様、編集部の方々、そして編集委員の先生方に、この場をお借りして心より御礼申し上げます。本書が「きょうだい児」や「ヤングケアラー」を支援する一助となることを願っております。
メディア
- NHK(テレビ)
- NHK(ラジオ)
- 各種新聞など多数
書籍
- 障害児の兄弟姉妹を支援するための絵本『みんなとおなじくできないよ 障がいのあるおとうととボクのはなし』(日本図書センター、2021)
- 『ものがたりで考える 医師のためのリベラルアーツ』(メジカルビュー社、2022)
- 『きょうだい児支援を考える〜障害や病気のある子どもの兄弟姉妹を支える〜 チャイルドヘルス2024年1月号』(診断と治療社、2024)
- 『実はあなたの得意分野!発達障害サポート Gノート 2019年12月号』(共著、羊土社、2019)
- 『ヤングケアラーの理解と支援 見つける・理解する・知ってもらう』(共著、学事出版、2024)
講演実績
- 自治体
- 学校
- 教育委員会
- 一般企業(学習塾を含む)
- など多数
この講師のおすすめポイント
湯浅正太さんは、小児神経科医として子どもの心と体のケアを専門に行い、親子の心の絆を深めることを目指して活動している医師であり作家です。障害や病気を抱える子どもとその家族、そして兄弟姉妹(きょうだい)への支援に情熱を注ぎ、幅広い医療的課題に取り組む一方で、(一社)Yukuri-teを設立し、包括的な支援体制の構築に尽力しています。また、いじめ、不登校、ヤングケアラーなど社会的課題に対しても積極的に発信し、講演や執筆活動を通じて社会に貢献しています。
◆ 「親子の絆」を深める具体的なアプローチ
湯浅さんの講演では、親子の心のつながりを大切にするための実践的なアドバイスが得られます。医学的見地と実体験を融合させた内容は、家庭や教育現場で役立つと高く評価されています。
◆ 医師としての深い専門知識と経験
小児神経科医として、発達障害や知的障害、身体障害を含む多岐にわたる分野で専門的な知識と経験を持つ湯浅さんの講演は、医学的な信頼性が高く、具体的な支援策を学べる貴重な機会です。
◆ 多様な視点での包括的支援
病気や障害を抱える子どもの兄弟姉妹への支援や、ヤングケアラーへのアプローチ、不登校問題など、幅広い視点で家族全体をサポートする方法を提案します。特に、家族全員が笑顔で暮らせる社会を目指した温かいメッセージが印象的です。
◆ 心に響くメッセージ性のある講演
湯浅さんは、子どもの人権や幸福をテーマにした講演を通じて、心に響く深いメッセージを伝えます。社会的な課題に真正面から向き合い、子どもたちの未来をより良くするための行動を促す講演は、多くの聴衆の共感を得ています。
◆ 医療・福祉の視点からの教育的アプローチ
教育、子育て、福祉を融合させた講演内容は、教育者や保護者、福祉関係者にとっても非常に有益です。現場に即した具体例を交えながら、学びと実践を結びつける提案を行います。
講師の講演料について
講演料は、講演内容・開催場所によって異なるため、非公開としています。
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