花木裕介 はなきゆうすけ

一般社団法人がんチャレンジャー 代表理事/産業カウンセラー/両立支援コーディネーター
プロフィール
2017年12月(38歳)のとき、ヘルスケア企業で管理職を目指すさなか、中咽頭がん告知を受け、標準治療(抗がん剤、放射線)を開始。翌8月に病巣が画像上消滅し、9月より復職。2021年2月、局所再発により標準治療(手術)を実施。現在は経過観察中。
社内でのキャリアアップが遠のく中、新たな生きがいを見い出すべく、フルタイム勤務の傍ら、2019年11月に一般社団法人がんチャレンジャー法人を設立。
がん罹患者に関わる方専門の産業カウンセラーとして、人が人に寄り添う社会づくりに貢献するため活動している。
がん判明後より、ブログ『38歳2児の父、まさかの中咽頭がんステージ4体験記! ~がんチャレンジャーとしての日々~』(現在は『中咽頭がんリアル日記』)を開始し、執筆継続中。
その他、国家プロジェクト「がん対策推進企業アクション」におけるがんサバイバー認定講師、千葉県がん対策審議会専門委員としても活動している。
テーマ
出身・ゆかりの地
経歴
2001年 中央大学文学部社会学科卒業
大学卒業後、主に教育・研修分野((株)コーチ・エィ、(株)NTTデータユニバーシティ、など)にて、教材の編集や研修コンテンツ開発業務等に従事。
2019年 フルタイム勤務の傍ら、一般社団法人がんチャレンジャー設立、代表理事就任。
主な講演テーマ
産業カウンセラーと考える、
がん罹患者の立場に立った寄り添い方
自分ががん罹患者になって強く思うこと。それは、「世の中には身近にがん罹患者がいる人がこんなに多いんだ」ということでした。そして皆さんが悩んでいることとして、そんな罹患した人たちに「自分は何ができるんだろう」という事があるようです。私は幸い、過去そういった悩みを抱える機会があまりありませんでしたが、今回は罹患者の立場になってみて、
「どんな言葉をかけてもらって嬉しかったか」
「どんな情報を望んでいたか」
「どんな関わりを期待していたか」
といったことを自分なりに経験しましたので、その経験を、産業カウンセラーとしての知見も踏まえて、参加者の皆様にお伝えできればと思っています。 ×
がん罹患経験当事者が語る
治療と仕事の両立支援の重要性
従業員が病気になったとき、会社に両立支援制度があると、どれだけ従業員にとって有り難いかについて、がん罹患経験者の立場から実体験をお伝えします。
一方で、「制度」がいくら整っていたとしても、それを活用する会社の「風土」がなければ、両立支援は難しいものになるということも、産業カウンセラーの立場から解説していきます。
なお、講師自身、両立は実現できたものの、管理職へのキャリアアップの道が閉ざされてしまった経験を持っていることから、ただ仕事を続けられればいいということではなく、できるだけ従業員の望むキャリアを支援することの重要性やそのためのヒントもご提供します。 ×
書籍・メディア出演
書籍紹介
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青臭さのすすめ 〜未来の息子たちへの贈り物〜
2017年、38歳のときに「ステージ4」のがんを宣告された著者は、二人の子どもの父親として「思いやり」や「利他の心」といった「青臭い」信念に突き動かされる力を見出した。遡ること2011年、著者は震災後の復興支援活動に積極的に取り組んできた。その経験から得た感性やメンタリティは、がんと向き合う際にも大いに役立った。著者は二人の息子に語りかけるように、「青臭い」思いの重要性を伝えている。

キャンサーロスト 「がん罹患後」をどう生きるか
「治療後の人生」を送るためのヒント
5年生存率の向上により、がんはもはや「死に至る病」ではなく、「生涯付き合っていく病」として認識されつつあり、特に現役世代の罹患率は3分の1に達しています。本書は、復職や収入の減少、結婚や出産など、がんを抱えながらの生活の難しさ(キャンサーロスト)に対処するための方法をまとめた一冊です。
著者の花木裕介氏は、38歳でステージ4の「中咽頭がん」を告知されました。約9か月の治療を経て病巣は取り除かれ、復職を果たしたものの、重要な業務を任されず、残業の制限が影響し給与は大幅に減少。がん罹患前に描いていたキャリアプランは大きく修正を余儀なくされました。
花木氏自身の体験と、彼が代表を務める一般社団法人「がんチャレンジャー」を通じて接触した6人の罹患者のキャンサーロストの経験を基に、患者自身がどのように喪失感と向き合い、家族や職場はどのように患者を支えるべきかを考察します。また、がんを経験した人々を取り巻く環境について、医学博士で医療経済学の専門家である真野俊樹氏(中央大学大学院教授)が解説しています。
これまであまり語られることのなかった「罹患後の厳しさ」をリアルな体験に基づいて紹介し、「治療後の長い人生をどのように生きるか」に関するアドバイスを提供します。
テレビ
- NHK BSプレミアム「がんと生きる新常識②」
新聞
- 朝日新聞
書籍
- 『青臭さのすすめ 〜未来の息子たちへの贈り物〜』(はるかぜ書房)
- 『キャンサーロスト 「がん罹患後」をどう生きるか』(小学館新書)
講演実績
- 某私立大学様
- 某損害保険会社様
- 某生命保険会社様
- 某企業労働組合様
- 某健康保険組合様
- 某がん専門病院様
- 某製薬企業様 ほか
この講師のおすすめポイント
花木裕介さんは、産業カウンセラーとしてがん罹患者とその周囲の人々を支える活動を行いながら、一般社団法人がんチャレンジャーの代表理事として活躍する実践的リーダーです。38歳のときに中咽頭がんステージ4を告知されるも、治療を乗り越え復職。自身の経験をもとに「治療と仕事の両立」を目指す方々の支援に力を注いでいます。国家プロジェクト「がん対策推進企業アクション」の認定講師や千葉県がん対策審議会専門委員としても活動中で、ブログ執筆を通じて実体験を発信しています。
◆ 自らの経験から生まれた「寄り添い方」の提案
花木さんは、がん治療と仕事の両立を実践した経験をもとに、患者やその周囲の人々がどう支え合うべきかを提案します。産業カウンセラーとしての専門知識と実体験を融合した内容は、多くの人に共感と学びを与えます。
◆ がん罹患後もキャリアを追求する生き方
ヘルスケア企業で管理職を目指していた最中のがん告知を受けながらも、復職と新たな生きがいの発見に成功した花木さんのストーリーは、仕事と病気を両立するヒントに満ちています。特に企業で働く方々にとって、前向きなエネルギーを得られる内容です。
◆ 国家プロジェクト講師としての信頼性
国家プロジェクト「がん対策推進企業アクション」の認定講師として、がん罹患者が働きやすい職場環境づくりを推進しています。政策に基づいた信頼性の高い情報をわかりやすく伝える講演は、経営者や人事担当者にとって実践的な指針となります。
◆ 実体験に基づいた共感のメッセージ
ブログ『中咽頭がんリアル日記』では、がん治療や日常生活の体験をリアルに綴り、多くの読者に勇気を届けています。その体験談を講演でも活かし、聴衆に「自分も前向きに生きよう」と思わせる力を持っています。
◆ がん罹患者とその周囲の人々をつなぐ橋渡し
一般社団法人がんチャレンジャーを通じて、がん罹患者が直面する課題を社会全体で解決する活動を行っています。講演では、人が人に寄り添う社会づくりの重要性を具体的な事例を交えて語り、共感と実践を促します。
講師の講演料について
講演料は、講演内容・開催場所によって異なるため、非公開としています。
料金の目安については、お気軽にお問い合わせください。