瀧津孝 たきつこう

瀧津孝

歴史エンターテインメント作家/日本史激動期研究家/評論家/ジャーナリスト/株式会社雲水舎 代表取締役

プロフィール

中央紙の記者時代を経て、フリーのジャーナリストとして独立。現在、日本史激動期(戦国・幕末・太平洋戦争等)研究家、作家として活躍。アナログ媒体とデジタル媒体を問わず歴史を題材にした小説などを多数執筆。講演では、難解であったり複雑であったりする歴史上の物事を分かりやすく伝えている。専門分野は歴史(戦国・幕末・第二次世界大戦等)、地域振興・町おこし、コンテンツツーリズム、組織論、小説作法など。

テーマ

出身・ゆかりの地

経歴

1962年、京都市生まれ。立命館大学法学部卒業後、読売新聞大阪本社記者を経て、フリージャーナリストとして独立。1998年に国内初の家庭用コンピューターゲーム専門無料情報紙「GAMEゆーゆー(現ジャパニメイト)」を創刊し、2013年まで発行人兼編集長。 同年1月、歴史読本「乙女のための名将言行録」(アスキー・メディアワークス)で作家デビュー。戦国時代を題材にしたライトノベル「戦国ぼっち」(一二三書房)シリーズ(本編10巻、スピンオフ作品1巻)をはじめ、日本史を題材として時代考証に重きを置いたファンタジー小説や、SFコミックの原作、娯楽性の高い歴史読本などをメインに執筆。2023年10月、原作を担当するコミック「龍馬が戦国をゆく」(マッグガーデン、漫画・沢田ひろふみ)は、「ゴルゴ13」連載開始50周年を記念して一般財団法人さいとう・たかを劇画文化財団が創設し、シナリオと作画の分業方式で制作された優秀なコミック作品を表彰する「第7回さいとう・たかを賞 2024」の最終候補ノミネート作に選出された。
新聞記者時代に培ったツーリズムの知識や、ゲームメディアの運営を通じて得たエンターテインメントコンテンツの知見なども買われ、全国各地のシンポジウムや講演にも招かれるなど、エンターテインメント作家、歴史研究家、町おこしジャーナリストとしても活動している。

主な講演テーマ

戦国武将の安全管理・危機管理

「安全管理」「危機管理」を日々命がけで実践していたのが、かつての戦国武将たちです。彼らにとってリスクヘッジやリスクマネジメントの欠如は、地位を失い、命を落とし、一族が滅ぶことに直結しました。彼らが何を考え、どんな行動をとっていたのか、様々なエピソードをわかりやすく解説し、危険な現場で働く現代人が心すべき有益な教訓を学びます。 ×

歴史エンターテインメントと地域おこし
〜〝聖地巡礼〟の創造は夢物語か?!〜

今、アニメ、コミック、ライトノベル、ゲームなどの若者文化によって生み出されたコンテンツツーリズム〝聖地巡礼〟が地域を活性化させています。地元の観光資源を掘り起こし、エンターテインメントコンテンツへと〝加工〟したうえで若者にアピールする新たなツーリズムの可能性について提言します。 ×

〝戦国優勝者〟徳川家康に学ぶ忍耐、モチベーション

戦国時代の最終的な〝優勝者〟となった武将・徳川家康。彼は幼少期から過酷な運命を歩まされ、その人生は忍耐の連続でしたが、絶体絶命の中でも決して諦めず、己を奮い立たせ、活路を拓いていきました。彼の波瀾万丈な人生を振り返り、現代を生きる私たちが「忍耐」や「モチベーションアップ」を図るうえでのヒントを模索します。 ×

木下藤吉郎(豊臣秀吉)に学ぶ機転、知恵、やる気

戦国末期、天下統一を果たした豊臣秀吉がまだ木下藤吉郎と名乗って織田信長に仕えていた若い頃、役職やヒエラルキー上の地位にとらわれず、その場その場で知恵を働かせ、臆する事なく上役に意見を述べ、組織の強化を実現させていく姿は、今を生きる私たちに大きな自信や勇気をも与えてくれるはずです。 ×

旧日本陸軍と海軍に学ぶ組織のあり方

旧日本陸軍はこれまで第二次世界大戦における日本の敗北の元凶であり、無能組織の象徴のように批判されてきましたが、柔軟性があり優秀な指導者、将官も決して少なくなく、陸軍大学校は日本中から秀才が集まるエリート集団でもありました。そこで、〝陸軍悪玉論〟を否定し、一般的に評価の高い旧日本海軍の決定的な弱点を指摘しつつ、両組織の長短を比較し、組織運営のあり方についてお話しします。 ×

戦国武将の子育て法

ドラスティックにして非情な戦国時代に身を置いていた武将たちは、自分の子供や後継者をどんな風に教育していたのでしょう?一見理解しづらく、常識はずれにも思える彼らの教育法ですが、その中には「先を読む」「機転を利かせる」などといった現代人にも求められる才知の大切さが強く込められています。 ×

戦国武将の健康管理

常日頃、死と隣り合わせで生きることを強いられていた戦国武将たちにとって、自分の命と健康を、さらには配下の兵士たちの命と健康を守り、管理するのはとても重要な〝仕事〟でした。武将たちの教えの中には私たちが日々の暮らしの中で教訓とすべき内容が多く含まれており、現代人も心掛けるべき健康管理のヒントになり得るでしょう。 ×

人気の戦国ドラマ・映画に登場する武将たちの意外な素顔とは?

過去の資料に残された戦国武将たちの知られざる人となりを紹介し、併せて戦国時代の政治、経済、文化などの知識も身に付く内容です。ドラマの登場人物たちが実際にはどんなキャラクターだったのか、逸話を元にわかりやすく紹介するだけでなく、当時の国内情勢や文化事情にも触れ、聞いているだけで歴史の勉強にもなるような講座を目指します。 ×

戦国女性のファッションと美容法

男たちが戦いに明け暮れていた戦国時代に、女たちはどのように暮らしていたのでしょう。案外知られていない彼女たちのファッションや美容法について解説。武家の女性、庶民の女性、それぞれがどんなファッションに身を包み、どんな化粧をしていたのか、日々の暮らしの様子にも目を向けつつ、激動の時代をたくましく生きた彼女たちの姿を垣間みようという内容です。 ×

歴史エンターテインメントと時代考証

例えば、江戸時代までは成人女性のファッションとして常識だったお歯黒を、現代におけるテレビや映画の時代劇で忠実に再現している作品はほとんどありません。様々なメディアにおけるコンテンツ事例を比較検討しながら、歴史エンターテインメントにおける時代考証とは「何が正解なのか?」に迫ります。 ×

日本語リテラシー〜書く〜

リテラシーの中でも特に、一読して理解できる日本語文章を書けるようになるための講座。限られたテキスト量の中で的確に情報を伝えるための文章として最も参考になる報道マスメディアの記事を題材に、かつて中央紙の記者だった講師の経験を通して、データを整理し組み立てるスキル、書いて自己添削するスキル、さらに広報リリースなどで必要とされる魅力的な文章の作成スキルについても取り上げます。 ×

書籍・メディア出演

書籍紹介

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乙女のための名将言行録
戦国ぼっち
げえむの王様〜復活を賭ける弱小ゲーム会社に未来は訪れるのか?〜
ビジネスピンチなら戦国武将に訊け!
× 乙女のための名将言行録

乙女のための名将言行録

「歴女」や「戦国乙女」と呼ばれる歴史好きの女性や、戦国武将ファンの増加は、一時的なブームを超え、社会にしっかりと定着した文化となっている。しかし、彼女たちが関心を持つ戦国武将の実際の人物像を、わかりやすく、かつ詳細に紹介している本はあまり見当たらないのが現状だ。そこで本書では、江戸時代後期にまとめられた武将の逸話集『名将言行録』から、特に人気のある31名の武将を厳選し、彼らの人柄や個性が伝わるエピソードを80本以上、ドラマチックな抄訳で紹介している。

また、戦国時代に特有の用語や文化、習慣についても、注釈を加えてわかりやすく解説。さらに、戦国時代の豆知識やクイズ、コラムなども豊富に盛り込み、楽しみながら学べる内容となっている。これまでの既存書籍では物足りなかった「歴女」のニーズに応え、戦国武将たちの息遣いまで感じられるような、より深く彼らの魅力に迫る一冊だ。

× 戦国ぼっち

戦国ぼっち

戦国時代を心から愛する高校生・高杉一郎太。彼は周囲から「歴史オタク」と呼ばれ、まさに孤高のぼっちであった。そんな彼が休日、一人で群馬県北部の城跡を巡っていたところ、突然まばゆい光に包まれる。気がつくと、目の前に広がっていたのは、なんと戦国時代の世界。そして、彼が立っていたのは北条軍の大軍勢に包囲されている小さな山城だった――。

城内では難しい籠城戦が繰り広げられるだけでなく、味方軍師が暗殺される事件まで発生し、次々と危機的な状況に見舞われる。裏切り者は誰なのか?一郎太は、孤立無援の中、迫り来る北条軍から美女たちとともにこの山城を守り抜けるのか?実は著者は、10年以上にわたり歴史小説を執筆してきた正真正銘の「歴史オタク」。そんな著者が描く、リアルな戦国時代を舞台にした歴史ファンタジーが、いま幕を開ける!

× げえむの王様〜復活を賭ける弱小ゲーム会社に未来は訪れるのか?〜

げえむの王様〜復活を賭ける弱小ゲーム会社に未来は訪れるのか?〜

日本のゲーム産業の華やかな表舞台とは対照的に、その裏に隠された「暗部」に焦点を当て、企業再生の険しい道のりを描くエンターテインメント長編。

かつて「ジャパニーズドリーム」の象徴として世界を席巻した家庭用ゲーム産業。しかし、インターネットやスマートフォンの普及に伴い、成長著しいモバイルゲーム市場に圧されて家庭用ゲーム市場は衰退の一途をたどっていた。そんな2014年、倒産寸前の小規模ゲーム企業が、困難に立ち向かい再生を目指す物語。

物語の舞台は新宿・神楽坂に本社を構える中堅ゲーム会社「スクルドソフト」。創業者であり社長だった大村晋一郎が急逝し、27歳の弟・晋二が後を継ぐことに。勤めていた新聞社を辞めて新たに社長となったものの、会社の経営状況は深刻で、新作ゲームソフトはまったく売れず、借入金により資産は担保として差し出され、追加融資の目途も立たず、会社の口座はすでに底を突きかけていた。

役員たちは責任を押し付け合った末に次々と退社し、晋二の元に残ったのは、やる気が見えない若手社員・高杉万裕美だけ。知識も経験もない晋二は、家庭の義務感で会社を引き継いだものの、ゲーム業界特有の慣習に戸惑い、打開策を見つけられずに倒産の二文字が頭をよぎる。

しかし、そんな晋二を奮い立たせたのは、実は「ブラック社員」と評されていた万裕美だった。彼女はかつて会社の問題点を直言し左遷された経歴を持つ、クリエイター志望の社員。万裕美が長年温めていた「家庭のコミュニケーション」をテーマにしたゲーム企画を知った晋二は、その可能性を感じ、会社再建の希望を見出す。そして、二人でそのソフトを世に送り出すことで会社の再生を図ろうと決意するが、予算も人材もない状況では、どうやって開発・流通・販売までこぎつけるのか見当もつかない。

それでも、二人は常識を覆すような斬新な戦略を考え、成功を目指して大きな賭けに出る。資金も人手も足りない中、彼らが選んだ「最後の一手」とは一体何なのか――。荒波に挑む小さなゲームメーカーの奮闘劇が、今ここに描かれる。

× ビジネスピンチなら戦国武将に訊け!

ビジネスピンチなら戦国武将に訊け!

戦国時代は、まさに「食うか、食われるか」の弱肉強食の世界。生き延びるためには、卓越した組織運営能力や危機管理能力が求められました。当時の武将たちは、リスクヘッジやリスクマネジメントの達人だったのです。では、彼らはどのような考え方や信念、行動をもって、家族や家臣、そして領民を守り抜いたのでしょうか?

本書は、歴史エンターテインメント作家・瀧津孝の講演「戦国武将の危機管理・安全管理」をもとに、特に企業や経済団体、自治体、地方議会などから高く評価された内容を盛り込みました。織田信長、豊臣秀吉、徳川家康などの戦国三英傑をはじめ、全国に名を轟かせた人気武将26名の逸話を厳選し、エピソードの数々をわかりやすく、かつ臨場感たっぷりに紹介しています。

彼らの行動や言葉は、単なる歴史の教訓に留まらず、現代に生きる私たちに危機管理の知恵や安全管理のヒントを授けてくれるでしょう。混迷する社会や経済状況において、自己啓発に役立ち、さらに人生の指針としても大いに参考になる一冊です。

メディア

  • 2001年から2004年まで、ニッポン放送のインターネットラジオ「ブロードバンド!ニッポン」で、最新ゲームを紹介するレギュラーコーナーを担当。
  • 執筆作品や講演については、読売新聞、サンケイ新聞をはじめとする全国地や地方紙で随時取り上げられている。

書籍

  • 『乙女のための名将言行録』(アスキー・メディアワークス)
  • 『戦国ぼっち』シリーズ1〜10巻( 一二三書房)
  • 『忍びっ娘ヴァルキリー 落ちこぼれくノ一と風魔忍軍の陰謀』( 一二三書房)
  • 『げえむの王様〜復活を賭ける弱小ゲーム会社に未来は訪れるのか?〜』( 銀河企画)
  • 『ビジネスピンチなら戦国武将に訊け! 電子書籍版』(雲水舎)
  • 『龍馬が戦国をゆく』シリーズ1〜2巻(漫画原作・マッグガーデン)

講演実績

  • 全国の企業、業界団体、自治体、地方議会など多数。

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