清水孝洋 しみずたかひろ
商品企画考房株式会社 代表取締役/(一社)日本能率協会マネジメントスクール講師/中部マーケティング協会 講師/(一社)市場創造学会 理事/株式会社あさくま 取締役
プロフィール
1989年シヤチハタ株式会社に入社。
2005年よりマーケティング部門、営業企画部門、海外企画部門等の責任者を歴任。デザインディレクターとしてグッドデザイン賞を受賞するなど幅広い業務を担当。長年にわたりヒット商品の企画・開発を実践。そのかたわら、20年間梅澤伸嘉氏に師事し、梅澤式成功商品開発理論を習得、実践し、教育研修や講演会、産学連携による学生の技能向上等の活動に従事。
2018年に独立し、通販、健康食品、自動車関係、食品、雑貨、生活用品、化粧品、製薬などの企業研修講師・商品企画コンサルタントとして活動中。
テーマ
出身・ゆかりの地
経歴
1989年にシヤチハタ商事株式会社(現在のシヤチハタ株式会社)に入社し、企画部に配属される。ここでは、包装デザインや広告デザイン、CM制作、流通向けプロモーション、消費者向けプロモーション、見本市関連業務、流通向けイベント業務など、幅広い業務を担当する。また、CI事務局や社内報、社外報の制作にも携わった。
2000年からは大阪支店の量販部に所属し、新規事業の運営を行い、文具チェーン店である株式会社三協堂に出向し、仕入部長兼スーパーバイザーとしての役割を担う。この頃には、自社フォントの開発プロジェクトをリーダーとして推進し、印章用のフォントに関する知的財産の獲得と制作を行う。
2002年以降は商品企画のプロジェクトリーダーとして、様々な企画を推進する。この年に梅澤先生のキーニーズ法を用いて開発した「おなまえスタンプ」が大ヒットし、その後も梅澤メソッドを学びながら多くの商品企画を進める。
2003年には市場環境調査チームの課長として、中期計画に関連する内部・外部調査を実施し、計画策定プロジェクトの事務局としても活動する。同時に、梅澤メソッドを社内で活用するための研修を実施し、約1年間にわたって梅澤先生の指導を受ける。
2004年にはマーケティング部の部長として商品企画や販売促進業務を担当し、2007年には商品企画部の部長として国内外の商品企画を推進する。2011年には営業企画部の部長として営業統括業務や商品企画業務、販売促進業務、広告宣伝業務に従事する。
国内担当時代には、主にBtoB商材を取り扱っていた商品ラインナップに、自社技術を活かしたBtoC商材を数多く追加し、業績向上に貢献する。特に学童向け文具では「おなまえスタンプ」や「ケズリキャップ」、折り紙製作具「おりがみ工場」、個人情報保護糊「ケスペタ」などのヒット商品を担当。また、手洗い練習スタンプ「おててポン」に関しては、産学連携の講演を通じて学生から商品コンセプトを引き出す。さらに、自社品の弱みであるBtoC商材の拡充のため、ディズニーとのコラボ企画を実現する。
2014年からは海外企画部の部長として、海外での筆記具戦略の策定や捺印具の拡大に取り組み、米国、中南米、欧州、中東、アジア、オセアニア市場のニーズを検証し、消費者ニーズに応える商品の開発を推進する。
2018年には商品企画考房の代表として講師やコンサルタント業務を開始し、2019年に独立。その後、2021年には株式会社あさくまの社外取締役に就任し、2022年には使用品企画考房株式会社の代表取締役に就任した。
講師としては、2007年に宣伝会議からマーケター関連の講演依頼を受け、講演会を実施した。
2010年には再び大阪芸術大学と協力し、キーニーズ法の講演と企画開発を進める。
2010年から2014年にかけて名古屋芸術大学との産学連携を推進し、キーニーズ法に基づく商品企画を授業でサポートした。
2012年から2013年には名古屋造形大学とも産学連携を推進し、同様にキーニーズ法での商品企画を授業として支援した。
2011年から2013年には中部マーケティング協会が主催する学生向けのマーケティング講座で講師を務めた。
2014年にはキリン様で開催した市場創造研究会の講演会で、キーニーズ法の実績を発表した。
2018年からは一般社団法人日本能率協会の成功商品開発セミナーで講師を務め、2019年からは発想法セミナーの講師も担当している。また、同年のマーケティングテクノロジーフェア2019でも講演を行った。
2020年からは中部マーケティング協会で「ロングヒット商品の企画・開発術」について講師を務め、2021年には一般社団法人日本経営協会の企業人材パワーアップセミナーでも講師を担当した。
2023年と2024年にはそれぞれマーケティングテクノロジーフェアで講演を行った。その他にも、市場創造学会や企業、団体、学校からの依頼で梅澤理論やキーニーズ法に関するセミナーを多数実施している。
主な講演テーマ
ヒット商品の条件は新市場創造にあり
~梅澤式商品開発メソッドによるMIP開発~
ヒット商品を生み出すための新市場創造の重要性について解説します。梅澤式商品開発メソッドを基に、MIP(Market Initiating Product)の開発プロセスを紹介し、どのように消費者の期待に応える商品を創出するかを具体的な事例とともに学びます。
新市場を見つけるための視点や戦略を理解し、実際のビジネスに応用する方法を学ぶことで、より革新的な商品開発を行うためのヒントを得られます。 ×
小さくても市場を創る
~成功商品開発のための消費者ニーズ洞察~
ロングヒット商品は企業に長期間にわたって大きな利益をもたらします。その出発点は「小さくても市場を創る」こと。市場を創るためには消費者の真のニーズを理解することが不可欠です。具体的な調査手法や分析方法を紹介しながら、どうすればニーズを的確に捉え、小さくても市場を創造できるのかを探ります。
消費者ニーズを洞察するための具体的な手法や考え方を学び、商品開発における実践的なアプローチを身につけることができます。ニッチ市場の開発による競争優位性の獲得が期待されます。 ×
新商品・新事業の成功に向けた「コンセプトの創り方」
~チーム共有しやすい理論、手法、事例のご紹介~
新商品や新事業を成功に導くための「コンセプトの創り方」に焦点を当てます。具体的な理論や手法を紹介し、チーム全体で共有しやすい形でコンセプトを構築する方法を解説します。成功事例を交えながら、どのようにチーム内でアイデアを育てていくかを学びます。
効果的なコンセプトを創り出すための理論や実践的な方法を習得し、チームでのアイデア共有やコミュニケーションの強化に役立てることができます。商品開発プロセスの初期段階からの戦略的アプローチが期待されます。 ×
売れ続ける商品を生み出すヒント
~明快な商品開発コンセプトの創造~
「売れ続ける商品」を生み出すための明快な商品開発コンセプトの重要性について解説します。成功する商品の背後には、しっかりとしたコンセプトがあります。具体的な事例を通じて、どうすれば分かりやすいコンセプトを構築し、消費者に響く商品を作れるかを学びます。
商品開発においてコンセプトがどのように販売やマーケティングに影響を与えるかを理解し、実践的なヒントを得ることで、より効果的な商品を開発できるようになります。長期的な売上維持に繋がる商品戦略が期待されます。 ×
書籍・メディア出演
書籍紹介
クリックすると、詳細が表示されます。
むかしばなしで学ぶ最強の商品売れるモノだけをつくる方法
あなたの商品・サービスの成功率を100倍上げるメソッドを分かりやすく!
ロングセラーになっている商品には、ある共通点があります。
それは、その商品・サービスが「小さくても新しい市場をつくった」こと。
本書で示される理論は、とても明快です。
新しい市場をつくる商品だからこそ、発売時点で競合品もなく、先発商品としての利点を存分に活かしてロングセラーになる。
つまり、巷間で言うところの「ブルーオーシャン」を目指す商品ということです。
この「新しい市場をつくる商品」は、そのあとにつくられた2番手以降のものよりも100倍の成功率になることが、研究によって裏付けられています。
そして本書では、これら「新しい市場をつくる商品」のつくり方が、極めて明快に示されています。
「新しい市場をつくる商品づくりなんてすごい難しそう! 」
そう思った皆さん、この本をまずは読んでみてください。
この本は、ジャンルとしてはマーケティング本です。
マーケティングをするうえで必要な手法などもふんだんに出てきます。
でも、マーケターだけが読む本ではありません。
営業・販売の方にも必要な考え方と方法が詰まっています。
本書にあるメソッドを使えば、営業さんも、販売員さんも、自社の商品を「『売れる商品』にする」ことができるのです。
本書では、これらの知識や手法がむかしばなしの物語で語られています。
「売れる商品」のつくり方を、「今ある自分の商品」をもっと売るために必要なコンセプト開発方法を、もっとも分かりやすいかたちで読める。
商品・サービスにかかわるすべての方必読の書です。
必ずヒットする最強の商品をつくる発想法
アイデアを生み出す力を向上させれば、ヒット商品が生まれると考えていませんか?
本書では、一般的なマーケティングの知識を持ち、多くの商品企画を手掛け、成功と失敗を経験してきた著者が、アイデア発想法の解説とともに、消費者のニーズと商品コンセプトの重要性を実際の例を交えて紹介します。
むかしばなしで学ぶ最強の商品売れるモノだけをつくる方法
あなたのビジネスの成功確率を飛躍的に向上させるメソッドを分かりやすく解説します!ロングセラー商品には共通の特徴があります。それは、「小さな新しい市場を開拓した」ことです。
本書で紹介する理論は非常にシンプルです。新たな市場を生み出す商品は、発売時点で競合が存在せず、先発品としての強みを活かすことでロングセラーとなります。言い換えれば、「ブルーオーシャン」を目指す商品なのです。
この「新しい市場をつくる商品」は、後に登場する競合商品に比べて成功率が100倍高いことが研究によって示されています。本書では、その「新しい市場をつくる商品」を開発する方法が明快に説明されています。
「新しい市場をつくる商品は難しそう!」と感じる方も、ぜひこの本を手に取ってみてください。
本書はマーケティングに関する書籍です。マーケティングに必要な手法が多数紹介されていますが、マーケターだけに限らず、営業や販売に関わる方々にも役立つ内容が盛りだくさんです。
本書のメソッドを活用すれば、営業や販売の方々も、自社の商品を「売れる商品」に育てることが可能になります。
知識や手法は昔話の物語形式で語られており、「売れる商品」の作り方や、現行商品の売上を伸ばすためのコンセプト開発が非常にわかりやすく解説されています。
商品やサービスに携わるすべての人にとって必読の一冊です。
書籍
- 書籍「むかしばなしで学ぶ最強の商品売れるモノだけをつくる方法」(きこ書房)2020年
- 書籍「必ずヒットする最強の商品をつくる発想法」(セルバ出版) 2020年
- 電子書籍「むかしばなしで学ぶ最強の商品売れるモノだけをつくる方法」(ディスカバー21)2024年
講演実績
- 市場創造学会
- マーケティングテクノロジーフェア
- トヨタ自動車
- 亀田製菓
- 名古屋学院大学
- 朝日大学
- 名古屋芸術大学
- 名古屋造形大学
- 名古屋外国語大学
- 愛知学院大学
- 中京大学
- 日本能率協会
- 日本経営協会
- 中部マーケティング協会
- マーケティング研究協会など